
こんばんは。
女性リーダー育成コンサルタントの古賀ちぐさです。
一昨日から20代の若手社会人に向けたnoteをはじめました。
どうして20代の若手社会人に向けて発信を始めたかは、ぜひnoteの「初めまして!古賀ちぐさです」を読んでください。
ひとことで言うならば、
女性リーダーっていいな
女性リーダーを目指そうかな
と思う女性を増やしたいからです。
そして20代のうちから自分の中にあるリーダーシップを育てて、もっと自由で自分らしく輝いて働いて欲しいなーと思うから。
せっかく女性リーダーと20代の若手社会人と別々のメディアで書くのだから、同じテーマをそれぞれの視点で書いてみる…とかも面白そうだなーと思ってます。
というわけで、今日は「ビジネスマナー」をテーマに書こうかな。
20代向けには『ビジネスマナーって何のためにあるんだろう』という記事を書きました。
そもそも「ビジネスマナー」ってなんだ?
「最近の若手社員って、ビジネスマナーが全然できてないのよね」
「あの会社、ちゃんとビジネスマナーを教えてるのかしら」
新入社員や若手社員を見て、こんな風に思ったことないですか?
私は何度も、いや何十回も思ったことあります。
きっと「私も!」と手を挙げてくださる人も多いんじゃないかなー。
ビジネスマナーとは、【仕事の場において、相手に対する思いやりの気持ちを形にしたもの】です。
だからビジネスマナーが身についていない人を見ると、とてもガッカリした気持ちになってしまうのですが…
後輩やチームメンバーに、ビジネスマナーをわきまえた振る舞いをしている?
ある時、ちょっと待って?
新入社員や若手社員に「ビジネスマナーがなってない」と言っている私自身はどうなんだろう?と。
確かに自分の上司やお客様に対しては、ビジネスマナーを意識して行動している。
だけど同僚や後輩、チームのメンバーに対しては?
もしかしたら、自分がビジネスマナーをわきまえた振る舞いを「される」ことを求めているのに、自分は後輩やチームメンバーに対して、ビジネスマナーをわきまえた振る舞いを「していない」んじゃないかと思ったのです。
ビジネスマナーとは「相手に対する」思いやりの気持ちです。
この相手とは、別に上司やお客様のことだけじゃない。
同僚だって後輩だって、チームメンバーだって、一緒に仕事をする「相手」ですよね。
それなのに出来てないって、おかしいよね?と気づいたのです。
あれ?もしかしてビジネスマナーが出来ていないかもしれない
確かに新入社員研修で学ぶビジネスマナーって、目上の相手に対してどう振る舞うか…という話が中心です。
だから何となく、自分は「される側」という意識が強くなるけれど、それは違う!
例えば
-
- 相手との約束に到着するのは、早すぎても遅すぎてもマナー違反。5分前を目安に
と言われますよね。
自分の後輩やチームメンバーとの打ち合わせや約束の時間、守っていますか?
私も上司から、約束の時間を守ってもらえなかったことが何度もありますが、軽く扱われている気がして、すごくイヤでした。
あっ、私とのアポイントの時間って、上司にとっては大切ではないんだなって。
例えば
-
- 相手の話は遮らずに最後まで聞くこと。途中で話の腰を折るのはマナー違反です
なんていうのもありますね。
後輩やチームメンバーの話、途中で腰を折ることがなく、最後まで聞けていますか?
リーダーに対してコミュニケーション研修をすると、多くの人が最後まで相手の話を聞けません。
これらは、ほんの一礼だけれど、他にも心当たりがあるんじゃないかなー。
リーダー自身が出来ていないのに、新入社員や若手社員に「ビジネスマナーがなってない」なんて言っても、新入社員や若手社員は白けちゃいますよね。
自分たちだって出来てないのに…って。
ビジネスマナーは自尊心を満たしてもらうためのものじゃない
それに重箱の隅を突くみたいにして、あれやこれやと小姑のようにチェックするのも、おかしな話ですよね。
ビジネスマナーって、リーダーや年上の方々の自尊心を満たすためのもの、ではないと思うのです。
あくまでも仕事が円滑に進めるためのもの。
相手に対する思いやりの気持ちを表したもの。
だから、相手に対する思いやりの気持ちを十分に感じられて、仕事が円滑に進んでいるのであれば、重箱の隅を突くみたいなチェックって必要ないんじゃないかな。
最近だと「オンライン会議の画面に並ぶ順番」だとか、会議終了後は「深々とお辞儀をしながら退出ボタンを押すべき」だとか、それって本当に大切なのかしら?
ただ上司側の立場の人が優越感に浸りたい、自尊心を満たしたいだけじゃないのかしら?
そんな風に思ったりもします。
最後に考えて欲しいこと
ビジネスマナーという視点で見た時、後輩やチームメンバーに対する振る舞いはどうでしょう?
相手に対する思いやりを示している?
すごく小さなことかもしれないけれど、こういう小さなところからも信頼関係が作られていくし、反対に崩れてもいくのです。
ぜひ私の振る舞いってどうだろう?と考えてみてくださいね。
もちろん私も、自分が一緒に仕事をしているメンバーに対する振る舞いを改めて考えます。
PS.
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