
女性リーダー育成コンサルタントの古賀ちぐさです。
今の時代、先の事を考えてもその通りになるか分からないのだから、ビジョンを考えても意味はない。
それよりも今、目の前に集中した方がいい
と言われているのを、チラホラと見聞きするようになりました。
これは「働き方」に関しても同じこと。
終身雇用が当たり前ではなくなり、大企業でもリストラが行われ、働くための選択肢が良くも悪くも増えている今、きっちりとしたプランを立てることは難しくなってますよね。
ビジョンを考えるのって本当に意味がない?
今、目の前に集中するだけでいい?
この記事を読んでくださっているあなたは、どう思いますか?
やっぱり「大きなビジョン=ありたい姿」はあった方がいい
私はやっぱり大きなビジョンはあった方がいいと思っています。
個人でいうなら「ありたい姿」です。
何かを選ぶ時って、自分の中で理由をつけますよね。
「自分の中の理由」に相当するのが、ありたい姿だと考えています。
言い換えると「軸」ですね。
たくさんある選択肢の中で、自分のありたい姿に近くために必要なものを選択する。
それはありたい姿への最短距離を選べということではありません。
ただ、やみくもに、「なんとなく」選ぶのとは違います。
直感が優れている人はでたらめに選んでるわけじゃないんですよ。
本人は無意識かもしれないけれど、自分が目指したい方向の物事を選んでいる事が多いんです。
そうでなければ、ただの「行き当たりばったり」です。
選択肢が多いからこそ、自分の選択の理由である「軸」をしっかり持っておく必要があるし、それが大きなビジョン=ありたい姿なのです。
細かくきっちり決める必要はない
大きなビジョン=ありたい姿は必要。
だったら細かく決めた方がいいか?と言われると、それは必要ないと思っています。
それこそ先が見えない時代では、決めた通りにならない事が多いから。
例えば「今の会社で管理職になる」と決めたとします。
そのための努力もしたとします。
でも必ず管理職になれるか?と聞かれたらそうではないですよね。
管理職は人数が決まっています。
会社によって管理職への登用基準や求められるものが違うので、優秀だからなれる、というわけでもありません。
そもそも会社がなくなったり、リストラの対象となったりするかもしれません。
これでは、最終的に選択する道がなくなる・・・ということにもなりかねません。
だからありたい姿はきっちり細かくではなくて、大雑把なぐらいでちょうどいいんです。
今、目の前の出来事はどこにつながっている?
今、目の前に集中することはすごく大事なことです。
結局どんなに壮大なありたい姿を描いても、未来は今の積み重ねなんですよね。
今の選択や行動が積み重なった先が未来の自分です。
目の前だけを見ていたら、先の景色はわからないですよね。
ハッと気づいた時には、「あれ?ここはどこ?」と道に迷っている可能性も。
道に迷うことこそが楽しみ!と思える人なら、それでもいいかもしれません。
でも私のように道に迷った瞬間にパニックになる人は、少し遠くの景色を見ながら、「よし、今はこの場所にいるな」と確認しておきたいのです。
自分の働き方もこれと一緒。
自分のありたい姿に向かっているのか?
ありたい姿とは全然かけ離れた方向に向かっているのか?
知っておくことは、とっても大事。
ただ「ありたい姿に向かっていないからダメ」ではありません。
目の前だけしか見ていなくて、気づいたら遠くかけ離れていた・・というのは、おすすめしませんが、「かけ離れているな」とわかっていて、敢えて道を外れるのは選択のひとつです。
自分で意図して道を外れるのと、意図せず気づいたら道を外れていた、では意味が違うのです。
まとめ
ビジョンなんて必要ないし意味がない。とりあえず目の前のことに集中する
という考え方も、もちろんありです。
働き方やキャリアに関する考え方は人それぞれで、どれが正しくてどれが間違っているということはありません。
ただ選択肢が多いが故に、どれを選択していいか分からず、結果行き当たりばったりで不安になっているのであれば、「大きなビジョン=ありたい姿」を考えてみると良いと思います。
そして、ありたい姿を設定した上で、今目の前にあることに集中する事をオススメします。
無駄に悩んだり不安になったりする事が、グッと減ると思いますよ。
PS
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