
こんばんは。
女性リーダー育成コンサルタントの古賀ちぐさです。
「このままではダメだと思っているので、変わりたい」
「もっと変化に対応していかなければいけないと思っている」
だからどうしたらいいですか?という悩みを打ち明けられる事も多いです。
最近は変化の激しい時代だから、今までのままではいけない…という漠然とした不安があるのだと思います。
「こんなことをしてみたらどうですか?」
「こういう考え方もありますよね?」
「違う捉え方はできませんか?」
変わりたいと思っているなら…と私もあれこれと伝えているのですが、
「それは無理です」
と言われることが多いので、また違う切り口から働きかけをします。
すると、また言われます。
「それも無理です」
無理だと思う理由は人それぞれ。
「会社が・・・」「パートナーが・・」「家族が・・・」という言葉が口をついて出てくるし、無理な理由を一生懸命語り始めます。
もちろん、そう言いたくなる気持ちも分かるんですよ。
人は誰しも変わることに抵抗を覚えるものだから、最初は「デモデモダッテ」ちゃんになるのは仕方ない。
でもいつまでも「あれもこれも無理!」から脱せられない時は、3つのステップで考えましょう。
Step1.本当に「変わりたい」「変わろう」と思っていますか?
変化の激しい時代だから、今までのやり方は通用しない。
というのはよく言われますよね。
だから「変わる」ことが良いことで、「変わらないこと」はダメなことだと思っている人も多いかもしれません。
でも、いくら他者が「変われ!」と言ったところで、自分が「変わる」と決めなければ、変化は起こりません。
大事なのは「変わるべき」とか「変わらなければいけない」と言った『ベキ論』ではなくて、『〜したい』という欲求かどうかということです。
本当は変わりたいわけじゃないのに、「変わらなければいけない」と思い込んでいることも。
本心では変わりたくない、変わる必要がないと思っているから、辻褄が合わなくなるのです。
そんなときは自分自身に、こう問いかけてください。
「どうして変わりたいと思っているのか?」
「変わったとしたら、どんな良いことがあるか?」
「それは変わらないと得られないことなのか?」
「変わらないことを選んだら、どんな不都合があるのか?」
「それはどれぐらい重要なのか?」
誰かに質問してもらうのも良いですね。
言葉にすることで、自分がどう考えているのかが改めて分かります。
変わることは重要じゃないと思ったら、「変わる」という選択肢を取らなくても良いですよね。
自分は本当はどう考えているのかを知ることは、とても大切です。
Step2.過去からの延長で考えていませんか?
変わりたいとは思っている、だけど無理…だと思ってしまっているなら、過去の延長で物事を考えているかもしれません。
今まで出来なかったんだから、出来るわけがない
昔からこういう文化だから仕方がない
良くも悪くも過去にたくさんの経験をしている人ほど、新しいことに対して「無理に決まってる」と決めつけてしまうことが多いです。
でも、過去が全て「事実」であり「正しい」わけではありません。
過去出来なかったから、今もこれからも出来ないと思っている理由は何ですか?
大切なのは、表面に出てきた言葉の裏側にある本音です。
言葉の裏側には不安や恐れが隠れています。
敵を知らなければ対策も立てられません。
何を不安に感じているのか何を恐れているかを明確にすることは、とても大事ですよ。
Step3.どこからなら抵抗なくできるのか?
あれも無理、これも無理。
これでは絶対に変化は起こりません。
Step1とStep2で自分の本音が見えたら、「抵抗なくできることは何か?」を考えるのです。
提案された内容がハードルが高いと感じるならば、どこまでハードルを下げたら、やってみようと思えるのか。
自分一人では難しいと思うのであれば、誰にどんなサポートをしてもらったら、行動してみようと思えるのか。
抵抗なくできることを見つけたら、まずはそこから初めてみる。
他者から見たら小さなことであっても、「やってみる」ことで何かは必ず変わります。
あれもこれも無理だけど、結果だけほしい
それこそ「無理」ですよ!
秋の夜長、時にはあなた自身の本音と向き合う時間を作ってくださいね。
PS.
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