「このままではダメだと思っているので、変わりたい」

「もっと変化に対応していかなければいけないと思っている」

 

キャリアコンサルの仕事なら、個人クライアントから言われるし、組織開発の仕事なら、各組織のトップから言われます。

 

キャリアコンサルでも組織開発でも、私の仕事は「変化を促すためのサポート」だと思っているので、

 

「こんなことをしてみたらどうですか?」

「こういう考え方もありますよね?」

「違う捉え方はできませんか?」

 

変化を促すための働きかけをしていくのですが、こんな風に返ってくることも多いんですよね。

 

「それは無理です」

 

無理と言われて引き下がったら仕事にはならないので、また違う切り口から働きかけをします。

すると、こう言われます。

 

「それも無理です」

 

無理だという理由はいろいろあるんですよ。

個人であれば、「会社が・・・」「パートナーが・・」「家族が・・・」という枕詞が多いし、組織であれば「会社の体制が・・」「経営層が・・・」「クライアントが・・」という枕言葉が多いですね。

 

そして、いかにそれが無理なのか、困難であるかを一生懸命語ります。

もちろん、そう言いたくなる気持ちも分かるんですよ。

 

でも、こんなやりとりが何度か続くと、さすがに、こう言いたくなります。

 

「何かを変えたくて相談しているのよね?今までと同じやり方をして、結果だけ変化させるなんて、それこそ無理!」

 

今までのやり方ではうまくいかないから、

今までと同じことをしていては変化に対応できないから、

 

だから、変わりたい、変わろうと思って相談してきているはずなのに、なぜか無理!のオンパレード。

「あれもこれも無理!」と思うときは、3つのステップで考えてみるといいですよ。

 

1.本当に「変わりたい」「変わろう」と思っていますか?

変化の激しい時代だから、今までのやり方は通用しない。

 

というのはよく言われますよね。

だから「変わる」ことが良いことで、「変わる」ことが当たり前だと思っている人が多いのかもしれません。

 

でも、いくら外側から「変われ!」と言われたところで、自分たちが「変わりたい」と思わなければ、変化を起こすことはできません。

もしくは一時的に変化できたとしても、それはすぐに元に戻ります。定着しないんですね。

 

本当に「変わりたい!」「変わろう!」と思っていますか?

ここで大事なのは「変わるべき」とか「変わらなければいけない」と言った『ベキ論』ではなくて、『〜したい』という欲求かどうかということです。

 

あれも無理、これも無理という人は、本当は変わりたいと思っているわけじゃないのに、「変わらなければいけない」と思い込んでいることも多いんですね。

本心では変わりたくない、あるいは変わる必要がないと思っているのに、表面だけを変えようとするから、辻褄が合わなくなるのです。

 

でも、自分が本心で「変わりたい」と思っているのか、「変わるべき」だと思っているのかが、分からないと言う場合もあるかもしれません。

そんなときは、こういう問いかけを自分自身にしてみると良いですよ。

 

「どうして変わりたいと思っているのか?」

「変わったとしたら、どんな良いことがあるか?」

「それは変わらないと得られないことなのか?」

「変わらないことを選んだら、どんな不都合があるのか?」

「それはどれぐらい重要なのか?」

 

誰かに質問してもらうのも良いですね。

言葉にすることで、自分がどう考えているのかが改めて分かります。

 

もし、「別に変わることは重要じゃない」と思ったら、「変わる」という選択肢を取らなくても良いですよね。

変わることが良いことで、変わらないことが悪いことではありません。

タイミングもあるかもしれないですしね。まずは、自分は本当はどう考えているのかを知ることは、とても大切です。

 

2.過去からの延長で考えていませんか?

本当に変わりたいと思っているんです。でも無理ですという場合に多いのが、過去の延長で物事を考えていること。

 

今まで出来なかったんだから、出来るわけがない

昔からこういう文化だから仕方がない

 

そうですよねーーー

過去にうまくできなかった、あるいは逆に過去の栄光や成功が忘れられないと、新しいことに対しては「そんな無理に決まってる」と言いたくなる気持ちは分かります。

 

でも、過去が全て「事実」であり「正しい」わけではありません。

 

過去出来なかったから、今もこれからも出来ないと思っている理由は何ですか?

「昔からこういう文化」の文化に違和感を覚えている人はいませんか?

 

ここでも大切なのは、表面に出てきた言葉の裏側にある本音です。

言葉の裏側にあるものって、不安や恐れであることが多いので、何を不安に感じているのか何を恐れているかを明確にすることって、すごく大事ですよ。

 

それと同時に「過去の経験で活かせること何?」を考えることも大事。

出来たことだけでなく、うまくいかなかったことからも見つけることができます。

 

3.まず、最初にどこからなら抵抗なくできるのか?

あれも無理、これも無理。

これでは絶対に変化は起こりません。

 

ここまでに書いたとおり、抵抗が出る場合は「どうして抵抗しているのか?」をまず明らかにしないと、先に進むことはできません。

 

その上で、「だったら、抵抗なくできることは何か?」を考えるのです。

 

提案された内容が、自分にとってハードルが高いと感じるならば、どこまでハードルを下げたら、やってみようと思えるのか。

自分一人では難しいと思うのであれば、誰にどんなサポートをしてもらったら、行動してみようと思えるのか。

 

抵抗なくできることを見つけたら、まずはそこから初めてみる。

他者から見たら小さなことであっても、「やってみる」ことで何かは必ず変わります。

 

それが良い変化なのか、悪い変化なのかは、やってみなければ分かりません。

 

でも、良い変化なのであればそれを続ければ良いし、マイナス側に変化してしまったのであれば、どうしてそうなったのか?次はどうすればいいか?を考えて、違う方法を試してみれば良いですよね。

 

あれもこれも無理だけど、結果だけほしい

 

そう思っているのであれば、それこそ「無理」ですからね!

 

自分だけでは分からないと言う方は、いつでも相談にいらしてくださいね。

初回限定60分体験セッション