部下に直して欲しいところを指摘しても、全然直らないのはなぜ?

「あなたの◯◯なところ、直した方がいいよ」

 

こんな風に部下を注意したことがある方も多いかもしれません。

言われた部下は素直に聞くどころか、カチンときた態度をあらわにしたり、そんなことない!と口がへの字に曲がっていたり

あるいは「ダメな人だと思われた」と一気に血の気が引いたような顔色になって凹んでいたり。

 

素直に受け取ってもらえることって、少ないかもしれません。

でも部下も冷静になってみると、「そうか、そんな風に思われてたのか」と理解することもできるし、確かにそう思われても仕方ないな…と認めることもできます。

 

では認めたら変われるのか?と言われれば、そんなことはありません。

必ず行動する必要がありますよね。

ただ行動しなければ…という気持ちがあっても、どう行動していいかわからないから行動できないことも。

 

今までやってきたことは、どうやら「間違い」らしい。

だから今度は間違いを正して、正解の行動を取りたい。

でも何が正解かわからない。考えても考えてもわからない。

誰か正解を教えて….

 

大げさだと思う人もいるかもしれません。だけど全然大げさではなく、ここで躓いたり悩んだりする人はとっても多いのです。

何が正解か悩んでいる人に「どうしたらいいと思う?」と聞いても答えは出ない

「どれが正解だろう?」と躓いたり悩んだりしている部下に、「どうしたらいいと思う?」と聞いても、答えが出てこない場合もあります。

これは私自身もとっても身に覚えがあって胸が痛い…

 

リーダーの視点では、「まずは部下自身で考えて欲しい」と考えているのかもしれません。

 

でも部下の視点では

「今まで自分が”正解”だと思ってやってきたことは”不正解”だったんでしょ?だとしたら、私が考える事なんて、全部不正解に決まっている。誰か正解を教えて!」

と頭の中を「どうすればいい?」という言葉がグルグルと高速回転しているのです。

 

ここでリーダーが「で?黙ってたらわからないよ」なーんて言ったら、ますます部下はどうしていいか分からなくなります。

ましてや部下がやっとの思いで自分の考えを伝えた途端「全然違う!」なんて言われたら…

 

ますます「正解は何?どうすればいい?」と自信を無くして混乱するだけです。

 

こんなことが、当たり前のように職場のあちこちで行われているんですね。

ではどうすればいいの?

部下に考えてもらうことが基本。その上で「ヒント」を渡すこと

部下に指摘しなければいい?

それは違います。人格否定などはもちろんいけませんが、仕事をする上で必要な指摘やフィードバックをしないのは、リーダーとしての役割を放棄しているのと一緒。

部下の成長のためにも、指摘やフィードバックをすることは、とても大切です。

 

だったら正解を教えればいい?

これも違いますよね。今は唯一無二の正解がない時代…というのもありますが、リーダーが全部教えてくれる、リーダーの言っていることさえやっていればいい!となったら、部下の自立はどんどん遠ざかるし、成長もしなくなります。

 

部下に考えてもらうのが基本。

でも「どうしたらいいと思う?」で済ませるのではなくて、ヒントを渡すこと。

 

「例えば◯◯をしてみるといいと思うのだけれど、どう?他には何かやれそうなことある?」

「私は以前△△というのを試したことがあるけれど、ちょっとやってみない?」

 

何が正解かが全く分からない中で、ヒントもないまま「直しなさい」なんて言われてもどうしていいかわかりません。

でもヒントがあれば考えられるようになることは、たくさんあります。

 

そして「ひとつずつ」でも、部下の変化が見られたら、「それ、いいね」と褒めること。

リーダーが部下の小さな変化も見てくれている…というのは部下にとっても嬉しいことです。

まとめ

部下育成って難しい。

でも本人の変わりたい、成長したいという気持ちと、リーダーのサポートしようという気持ちがあれば、必ずできるものだと思っています。

 

まずは部下が指摘やフィードバックを受け止められるように時間を置くこと。

そして「部下に考えてもらう」ことをベースにしながらも、考えるためのヒントを渡すこと。ひとつずつでも変化が見られたら、それを認めること。

 

短時間で一気に変わる…なんて魔法の方法はありません。

自分を信じて、部下を信じて、一緒に頑張りましょーーー!

 

PS.

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