
「もっと、ちゃんと仕事が出来るようになりたい」
「もっと、頑張らないと周りの人から置いていかれるような気がする」
頑張らないことが『良し』とされるなか、私のセッションを受けに来てくださる方は、皆さん本当にマジメな頑張り屋さんばかり。
そんな人たちに共通しているのが
自分のことを全くいたわらない
ということ。
『いたわらない』というと少し語弊があるかな。自分が疲れていること、自分が傷ついていること、それに無頓着な人が多いのです。
真っ先に必要なのは、もっと頑張ることでも、転職することでも、資格を取ることでもなく、とにかく休むこと!なのに、それに全然気付かない。
身体にも心にも異変が出ているのに、それに気づいていない・・
というより、見て見ぬフリをしている。
私はもっと頑張れる
私はもっとやれる
いやいや、自分をいたわらないままに“自分らしく”働くなんて、あり得ないですよ。
とにかく休む。まず休む。何はともあれ休む!
セッションをしていて、明らかに休んだ方が良いというクライアントには、
真っ先にするべきことは、休むことですよ。
少し長い休みを取ることはできますか?
と聞きます。本当は1か月ぐらい休んで欲しいと思うのだけれど、会社員だと、それが、なかなか難しいことは私にも分かります。
それなら、せめて1週間。とにかく休んで欲しいので、そう聞くのですが、
うーーん。ちょっと休むのは難しそうです。
1日だけなら、何とかなるかも・・
って答える人が、とっても多い。
旅行でもなく大型連休でもない。
それなのに1週間休むのって、何だか気が引ける・・という気持ちは分かります。
私もそう思っていた時期がありました。
そんなに休んだら、もっと会社の居心地が悪くなるんじゃないか。
「そんなに休むの?」って嫌味を言われるんじゃないか。
そう思ってしまうんですよね。
それでも、休んで欲しい時には「休んで」と言います。
- 夜眠れない、眠りが浅い
- 食欲がない、逆に過食気味
- アトピーがひどくなったり、湿疹が出たりする
- 人の言葉に敏感に反応して、涙が出てしまう
全部、身体からのSOSですよ。
最近、こんな症状が表れ始めてるな・・という段階なら、ゆっくりと休むことで回復することも多いです。
回復したら、同じようなことを繰り返さないように、どうすればいいかを考えたらいいよね。
でも、「まだ大丈夫」「このぐらいなら頑張れる」と無理を続けて症状が悪化したら・・
回復までに長い時間がかかって、年単位での治療が必要になるかもしれません。
「まだ大丈夫」「もうちょっと頑張れる」
そうやってあなた自身を追い詰めるのではなく、
「少し休もう」「もうちょっとゆっくり行こう」
意識を切り替えてくださいね
自分に一番厳しいのは、周囲の人ではなく、実はあなた自身

何で、そんなに自分に厳しいの?

だって、◯◯だから・・・

もし友だちから同じ相談を受けたら、「そんなの、あなたが甘えてるだけじゃない!もっと頑張った方がいいよ」って言う?

言わないです。きっと、「ちょっとは肩の力を抜いた方がいいよ。」って言います。

そうだよね。それなのに、どうして自分に対しては、そんなにスパルタなんだろうね?

あっ、そうですよね。何でだろう?
という会話をよくクライアントとするのですが(笑)
自分に一番厳しいのが自分自身という人、とっても多いです。
もちろん、いつでも自分を甘やかせ!と言っているわけではありません。
時と場合によっては、踏ん張らないといけない時もありますからね。
でも、いつもいつも自分自身にムチを打つのはやめませんか?
こんなに傷ついていたり、疲れていたりして、サインが身体にも出ていたのに、見て見ぬふりをしていたのは、怖かったからだと思いました。
それが自覚できたのは、セッションのおかげです。
先日、セッションを受けてくださったクライアントからの言葉です。
あなたを守れるのは、あなたしかいないのだから、もっとあなた自身に優しくしてあげてくださいね。
毎日ひとつでいいから、自分のために何かする
休みを取るほどではないけれど、ちょっと疲れているな。
そんな時は、毎日小さなことをひとつでいいから、自分のために「何か」をしてください。
『お気に入りの入浴剤を買って、ゆっくり湯船に浸かる』
『いつもより少しだけ丁寧にスキンケアをする』
『おいしいコーヒーを淹れて飲む』
何でもいいです。
まとまった時間が取れなくても、ほんの5分でも10分でも、あなた自身をいたわる時間を作ってください。
リラックスする、肩の力を抜く時間を作るということですね。
これだけでも、毎日やれば変わります。
私のクライアントは、自分の好きなお花を買って、食卓に飾るようにしたら、それだけで、気分が明るくなったそうです。
自分をいたわるって、特別なことじゃなくていいです。
特別なことじゃなくても、効果はありますからね。
“自分らしく”働きたいと思うなら、なおさら、自分をいたわることは必要です。
それができないのに、“自分らしく”とか“わたしらしく”なんてありませんよ。
グチャグチャにこんがらがって、どこからどうしたらいいか分からない。
という方は、一緒に解いていきましょう。
「あっ!」と気づくこと、たくさんありますよ。