
あなたには、働き方や会社の人間関係で悩んだ時、相談できる相手はいますか?
その人は、あなたに共感したり、寄り添ったりしてくれる人ですか?
それとも一歩離れた視点から意見やアドバイスを伝えてくれる人ですか?
仕事をしていれば、やってられないことのひとつやふたつってありますよね。
その時、あなたの話を聞いてくれる人、あなたのことを受け止めてくれる人がいると、とても心強いはずです。
私も、やってられないことがあった時、仲良しの同僚に付き合ってもらって、深夜までグチ大会とかよくやりましたよ(笑)
自分に共感してくれる人、寄り添ってくれる人の存在って、とてもありがたいです。
でも、あなたの周りに「共感してくれる人」「寄り添ってくれる人」しかいないなら要注意です。
知らず知らずのうちに、成長が止まっているかもしれませんよ。
共感と寄り添いだけでは視野が狭くなる
先日、継続サポート中のクライアントさんから、「会社でやってられないことがあります」とメールが届きました。
中身を読んでみると、クライアントさんの視点から見ると、確かにやってられない気持ちになるのは分かるなーという内容。
でも、会社の立場に立つと、クライアントさんの言っていることは、単なるワガママに見えてしまう。
どっちが正しくて、どっちが間違っているということではありません。
立場が違うから、捉え方が違っただけなのです。
だから、クライアントさんには、「あなたの言い分も分かるけれど、きっと会社は、こういう考えかたをしたんだと思うよ。」と伝えました。
そうしたら、クライアントさんからこんな返事が届きました。
友だちや同僚など、あなたの味方をしてくれる人は大切です。
でも、全員が味方になってしまうと、「自分の考えは正しいんだ!」「間違っているのは相手のほうだ!」と勘違いをしてしまいます。
成長したいなら、価値感が同じ人とばかり話していてはダメ
価値感が同じ人といると楽ですよね。
あなたが良いと思うことを相手も良いと思い、あなたがイヤだと思うことを相手もイヤだと思う。
同じ価値感の人ばかりとコミュニケーションを取りたい気持ちは、とってもよく分かります。
ただ、成長したい!変わりたい!
そう思う時は、価値感が同じ人だけの中にいては、絶対に成長できないし変われません。
人が成長する、変わる時には、今まで当たり前だと思っていたものが当たり前ではなくなります。
“パラダイムシフト”と言ったりもします。
パラダイムシフトとは、ある時代・集団を支配する考え方が、非連続的・劇的に変化すること。社会の規範や価値感が変わること
デジタル大辞泉より
今まで当たり前だと思っていたものが当たり前ではなくなる。
今までの考え方が劇的に変化し、価値感が変わる。
同じ価値感の人どうしでは、起こり得ないのです。
価値感の違う人と親友になりなさい、と言っているわけではありません。
価値感の違う人や客観的に物事を見られる人と、意識してコミュニケーションを取る機会を作るということです。
そのひとつが、アドバイザーを持つことです。
アドバイザーは友だちや親しい人ではない方が良い
アドバイザーという書き方をしていますが、メンターでもコーチでも、コンサルでも、カウンセラーでも、何でもいいです。
あなたの意見を客観的に聞いてくれる人、第三者の視点で新しい価値感を提示してくれる人を持ちましょう。
「あなたを癒やす」ことが目的ではないので、必要以上に寄り添ったり、共感したりする人はオススメしません。
もし、あなたの身近にアドバイザーに最適な友人や知人、恋人がいるなら、その人にお願いしても良いのですが、私はできれば第三者の方が良いと思っています。
なぜなら、あなたと親しい人は、つい寄り添ったり、共感したりしてしまうから。
そして、あなたの側も親しい人からの言葉には反応しやすいからなのです。
他人に言われたら「あー、そうだよね」と思うのに、身内に言われるとカチンとくることってあるでしょ?
それと同じことです。
辛いことがあったり悲しいことがあったりして、寄り添って欲しい、支えて欲しいという時には、家族や友だちの力を借りる。
自分を成長させたい、変化させたいという時には、あなたが持っていない考えかたや価値感を提供してくれるアドバイザーの力を借りる。
この2つのパターンを持っていたら最強です。
アドバイザー役に私を任命したい方は、ぜひ、ご連絡くださいね。