「自分のステージがあがったから、今度は下にいる人たちを救ってあげたい」

 

先日、ある場所で食事をしていたとき、隣からこんな話が聞こえてきました。

どうやら、起業をしたいようで、一緒にいた人たちも賛同しているようです。

 

「同じステージにいたらできないことだから、やったらいいよ」

「ステージが上じゃないと、引っ張り上げてあげられないもんね」

「カウンセラーとかいいんじゃない?」

 

と、ずいぶんと盛り上がっていたなぁ。

 

もし、私がクライアントや友人に同じことを言われたら、きっとこう言います。

 

「ごめん、全然賛同できない。そういう気持ちで起業するなら、止めた方がいいよ」

 

どうしてか分かりますか?

 

ステージが「上」とか「下」とかいつまで続けるの?

 

以前もこんな記事を書きましたが、いつまでステージが「上」だとか「下」だとかを続けるんでしょう。

 

起業女子の七不思議:ステージが上がると付き合う人が変わるって何?

 

「ステージが上」とか「救ってあげたい」とか、他者を見下していますよね。

そんなつもりはないと言うかもしれないけれど、考えずに出てきた言葉って、その人の気持ちを表しているものだと、私は思うんです。

 

階級制度がある国で、貴族が平民に「ステージが違う」というなら分かるのです。(きっと言わないと思うけどね)

もしくは、アラブの石油王とか、世界の大富豪が「あなたたちとはステージが違う」というのも、まぁ納得です。(これまた、言わないと思うけどね)

 

確かに住む世界が全然違うし、見ているものも違うもの。

 

でも、いわゆる一般庶民どうしで「ステージが上」とか「ステージが下」とか、何のマウンティング?と思うわけです。

 

「誰かを救いたい」ってあなたは、何様ですか?

 

カウンセラーとかヒーラーとか、人の悩みに寄り添う仕事を志す人で「人を救いたい」「人を助けたい」って言う人もいるけれど、傲慢じゃない?

 

そもそも、「救ってあげたい」って、あなたは何様ですか?と思うのです。

 

自分とクライアントが対等である、という認識なら、「救ってあげる」「助けてあげる」という言葉は出てこないんですよ。

 

私も、この仕事を初めようと思った時、そして初めてすぐの時には「救ってあげたい」と思ってました(笑)

 

「働くこと」に関して、自分自身がかなり悩んで迷って、やらかしてきたので、今度は同じことで悩んでいる人を「救ってあげたい」と思ったんです

 

私が、救ってあげなくちゃダメだよね

私が、助けてあげないとダメだよね

 

今、振り返ると、かなり傲慢ですね。ごめんなさい。

救ってあげる、助けてあげるって、相手を弱者だと思っているということ。

私が何とかしてあげないと、この人たちは自分で何とかする力を持っていないと思っているってこと。

 

そして自分自身が、何者かになったかのように錯覚しているということ。

いや、ほんと酷いわ。

 

「救ってあげたい」「助けてあげたい」は、やがて相手を支配しはじめる

 

救ってあげたい

助けてあげたい

 

多分、最初は純粋な気持ちなんですよね。

私だって、深層心理は別として、支配したいなんて思っていなかったですからね。

 

悩んでいる人たちには、私がいなきゃダメなんだ、とは思っていたけれど。

(これも、かなり酷いな)

 

でも、救ってあげたい、助けてあげたいは、やがて人を支配する言葉になります。

なぜなら、「私がいなければ」「私の言うことを聞いていれば」がどんどん強くなるから。

 

でも、人って自分の思う通りになるわけじゃないですよね。

クライアントの進み方だってれぞれ。順調に進む人もいれば、迷走しながらすこしずつ進む人もいる。

 

クライアントと自分が対等であると思っていれば、クライアントのペースで、進めばいいよと思えるけれど、「救いたい」「助けたい」の人はそうじゃないんだよね。

 

私が、言ったとおりにしないから

私が、◯◯について教えてあげなかったから

 

だから、うまくいかないんだ、と考えてしまう。

 

そして、「何で私の言ったとおりにしないんですか?」「どうして、余計なことをするんですか?」「何も考えずに言ったとおりにしてください!」と相手を支配しはじめるんですね。

 

そこに「自分の方がステージが上」だなんてマウンティングまで入ったら、余計に相手を支配したくなる。

 

「私の言うことを聞いていたら、私に従っていたら、あなたのステージも上がりますよ」

 

相手を支配して、依存させる悪魔の言葉と一緒ですよ。

 

クライアントの力を引き出すためのサポートでしかない

 

私が「救ってあげたい」「助けてあげたい」思考から逃れることができたのは、何だったか・・

考えてみたんだけど、明確な出来事は思い出せません。

 

ただ、クライアントと向き合う経験を通じて、少しずつ変化してきたんだと思います。

 

私が救ってあげよう

私が助けてあげよう

 

クライアントを「私がいなければ、何もできない弱い人」認定をしていたけれど、実際は、皆、自分の力で自分の問題を解決できるんですよね。

 

ただ、その力が奥深くに眠っていて、上手に引き出せないだけ。

カウンセラーもコーチも、相手の力を引き出すためのサポートでしかない。

 

ましてや、どっちのステージが上だとかもありません。

 

もし、「救ってあげたい」「助けてあげたい」から、コーチやカウンセラーを目指しているなら、今すぐ止めた方がいいよ。

 

誰も救ってあげることも、助けてあげることも出来ないから。

できるのは、相手を信じることと、力を引き出すためのサポートをすることだけ。

 

そして、コーチやカウンセラーを探しているなら、「救ってあげます」「助けてあげます」と言う人は避けた方がいい。

支配関係ができて、依存するようになるから。

依存すればするほど、自分の力で物事を解決できなくなるからね。

 

依存せず、依存させず、悩みを解決したいならお待ちしています。

初回限定60分体験セッション

 


 

“自分らしく”働くのに、「天職かどうか」「好きを仕事にしているかどうか」なんて一切関係ありません。
天職じゃなくても、好きを仕事にしなくても、“自分らしく”働く方法をお伝えする、8日間の無料メール講座です。