
仕事がら、アドバイスをする機会がたくさんあるのですが、その時の反応って2つに分かれるんですよね。
「あっ、面白そうだからやってみます!」
「うーん・・・・ちょっと・・・・」
「うーん・・・ちょっと・・・」と渋る人に、「興味ない?」と重ねて聞くと興味がないわけじゃなさそう。だけどやってみることには抵抗がある。
だから「興味はあるけれど・・・」「面白そうだけれど・・・」と「・・・・」がついてしまうようです。
- 失敗は恥ずかしいこと
- 失敗したらバカにされる
- 一回始めたら、やり切らないと格好悪い
こんな風に考えてしまうみたい。
失敗したりやってみて好きじゃなかったりしたら、私に申し訳ないからと言われたこともあります。
私は失敗したっていいと思うし、好きになれなかったらそれでもいいと思ってるし、もちろん私に申し訳ない気持ちを持つ必要なんて1mmだってないと思っているけれど。
本人はなかなか思い切れないみたいです。
最初から全く興味がないなら、「やらない」と決めることは全然問題ありません。
だけどそうではないなら、やらず嫌いはすごくもったいないと思うのです。
私が好きなキャリア理論の中に「プランド・ハップンスタンス」というものがあります。
日本語だと「計画的偶発性理論」と呼ぶのですが、『個人のキャリアは、その8割が予期しない偶然の出来事によって形成される』というものです。
偶然と書くと、行き当たりばったりのような印象を与えるかもしれませんが、そうではありません。
その偶然を自分が意図して生み出す事が大事なのです。
白馬の王子様よろしく、待ってたら素敵な偶然がやってくるわけじゃないです。
目の前に現れた偶然に気づく、そしてそれを自分の手元に引き寄せる必要があるんですね。
そのひとつが「好奇心」を持つこと。
年齢を重ねると、自分自身の事がなんとなくわかってきて、やる前から「得意/不得意」「好き/嫌い」を決めてしまうこともありますよね。
あとは自分の専門分野だけに閉じてしまって、それ以外は必要ないと思ってしまうことも。
私自身も気をつけていないと、本屋さんで探すのは自分の専門分野の本だけになったり、SNSでフォローする人も同業者だけになったり。
これでは自分の世界は広がらないし、偶然を意図的に引き寄せることもできません。
失敗は恥ずかしくないし
何もせずにバカにする人なんて、心の中で「バーカ」と思ってればいいし
やってみたけど好きじゃないと思うのだって気づきのひとつだし
途中で止めることは格好悪いことじゃない
面白そうだな、興味あるなと思ったら、まずはちょっとやってみよう!
あれこれ考えるのは、やってみてからでも遅くはないですよ。
食わず嫌いならぬ、やらず嫌いはもったいない!
目の前にやってくる選択肢が多すぎて、迷っている間に通りすぎていってしまったり、目移りしてしまって、結局どれも選べなくて困っているなら。
判断基準となる軸を持ちましょう!
\判断基準となる自分の軸を作るなら!/