「就活に嘘はありか、なしか」私は「なし」派です

こんばんは。古賀ちぐさです。

 

先日、「就活に嘘はありか、なしか」という産経新聞の記事を読みました。

記事の中で筆者はこんな風に書いています

行きたい企業に行くなら、正直に話すだけでは自分を売り込めなくなってしまうこともありえますので嘘をつくことも必要悪として受け入れる必要があります

2021.3.11「就活に嘘はありか、なしか」

私は新卒での就活はもちろんのこと、10回を超える転職もしていますし、採用担当として12年間採用にも携わってきた経験から言うと….

嘘を付くのは全くもってお勧めできません

 

「希望の会社に入る」ことだけなら、嘘をついてでも入社できたら、それで目標達成なのかもしれません。

だけど実際には、入社してからが本番ですよね。

嘘をついて入った会社で、ずっと働かなければいけないのです。

 

1日、7時間〜8時間過ごす会社で、ずっと偽った自分でいるのって辛くないですか?

全く経験がないことを「経験した」かのように伝えていたら、入社してからも「経験した風」を装わなければなりません。

もしも嘘がバレても、笑って許してくれる???なんて、ちょっと甘いかもしれないです。

たいていは評価だけではなく、人としての信頼も落ちてしまいます。

 

もちろん、会社が合わないならやめればいい…はその通りです。

今どき転職も当たり前だし、無理してずーっと続ける必要はありません。

でも次はどうしますか?また嘘をつきますか?

 

ちなみに面接で嘘をついても、多くの場合はバレます。

なぜなら突っ込んでいくと辻褄が合わなくなってくるから。

仮に上手に嘘がつけて、無事に入社できたとしても、その後も辻褄合わせをしなければいけなくなる。評価や信頼が落ちるのでは?と自分を偽り続けなければならなくなる。

これって割りに合わないなと思うのです。

 

ただ私は、多少話を「盛る」ことはOKと思っています。

なぜならそこは、本人の努力と気持ちで十分にカバーできると思っているから。

80%ぐらいの自信しかなくても、100%自信があるように見せるとかね。

実際、私は転職時の面接では、よく盛ってました(笑)もちろん、盛ったからには入社後は結果を出せるように、努力もしましたよ。

 

自分を売り込むって、嘘を付くことじゃないです。

自分の思いをきちんと企業に伝えること。できないことは「今は」できないと言ったらいいと思います。

その上で、今後自分がどう行動していくか、なぜそれをやりたいと思っているか、それを伝えることの方が、ずっと面接官の心は動くんじゃないかな。

 

「嘘をつくな」は企業側も一緒ですよ。

求職者に入社して欲しくて、できていないこと、やれていないことを伝えたところで、入社した後のトラブルの元になるだけです。

「聞いていた話と違う」と思われたら、せっかく入社してもらっても、すぐに退職してしまう恐れが。

そして採用してもすぐに人が辞めていくのは、既存のメンバーのやる気もどんどん失っていきます。

 

全然いいことないんですよね。

100点満点の企業なんてありません。

だから自社のいいところ、今ひとつなところ、どちらも素直に伝えましょう。

そして「ここが今ひとつだと思っているけれど、今後はこんな風にしていきたい。ぜひ一緒にやってもらえないか」と伝えたらいいと思います。

 

私は採用担当の時、求職者に「自分たちの会社の今一つなところも、正直に伝えてくれたのがよかった。かえってリアルな感じがして、ここで働きたいと思った」と言われたことが、何度もあります。

良いところだけ見せて後からボロが出るよりも、最初から見せてしまった方がずっと楽。

 

求職者も企業も、結局自分を苦しめるだけの嘘をつくのはやめませんか?