
古賀さんはいつも、「その仕事の目的って何?」って聞きますよね。
先日、嘱託先で仲良くしている派遣社員の女性に言われました。
言われてみれば、確かにいつも
「その仕事の目的って何?」
「何の目的でその作業をしようとしているの?」
そう言っているような気がしますね。
仕事って本来は、何らかの目的があってやるものです。極論すれば、目的のない仕事は、やるだけ無駄だと思っているし、自己満足でしかないとも思っています。
だけど、多くの場合、なぜか目的そっちのけで「どうやるか」ばかりに目がいってしまう。
そして、最初の目的はどこかにいってしまい、「施策を行うこと」が目的にすり替わってしまうことがとっても多い!!
これ、若手社員だけでなく、管理職であっても「目的」をきちんと語れない人って多いんですよね。
残念ながら、管理職が「目的」を語れなければ、メンバーはどうして良いかわかりません。
ひどい場合は、管理職どころが会社全体が
「なぜそれをするのか?」
「何のためにそれをやるのか?」
という目的を無視していることもあるんですよね。
こうなったら、社員はどうしていいか分からず、「何だか分からないけど、やれと言われたからやる」という最悪の事態に陥ります。
では、どうしてこんなことが起こるんのでしょうか。
私は理由は大きく2つあると思っていて・・
ひとつ目は、『そもそも目的をきちんと設定していない』こと。
目的「らしき」ものはあるのです。でも、「らしき」ものは「らしき」ものでしかありません。
そして、その「らしき」ものは、たいていフンワリとしています。
そう、具体的ではないのね。「何となく」とか「今までもそうだったから」とか。
最初に目的をはっきりさせることは、とっても重要です。
ふたつ目は『仕事の全体像をちゃんと見ていない』こと。
仕事の全体像が分からないと目的は分かりません。反対に、目的が分からないと仕事の全体像も分かりません。
これは2つでひとつです。
仕事の効率が悪い人
仕事の成果がなかなか出ないなという人
あなたがやっている、その仕事の目的は何ですか?
自分の言葉で語ることができますか?