子どもを授かるって、とても嬉しいものですよね。

私自身に子どもはいませんが、「子どもができた」と報告してくれる、友人や知人、会社の同僚の嬉しそうな顔をたくさん見てきました。

 

だから、本来はいつ子どもができたと聞いても「おめでとう!」なのですが、そんなキレイ事ではすまないことってありますね。

 

特に、転職してすぐに子どもができた!という時

 

きっと、嬉しいって気持ちと、会社になんて言えばいいんだろうっていう気持ちが入り交じるんじゃないかな。

 

人事という立場から、もし、転職してすぐに「子どもができた」と言われたら、どう感じるのか、それを書いてみますね。

 

大前提として、いつ子どもができても「おめでとう」

 

まず、大前提として、いつ子どもができても「おめでとう」です。

それが、転職してすぐであってもね。

 

この記事にも書きましたが、誰を採用しても、予想外のことは起こります。

入社日に来なかった強者もいますからね!

適齢期の女性を採用するのは、会社にとってリスクなの?

 

ただ、転職してすぐの社員から、「子どもができました」と報告をされたら、「おめでとう」と同時に「困ったな」と思うのも事実です。

 

人を採用するということは、そのポジションに人が必要だから。

新しい人が入るという前提で仕事の調整は進んでいるし、あなたを採用する時に、他の候補者を断ってもいます。

 

それに、職場で人間関係を構築する時間、新しい仕事を覚える時間を考えると、会社に慣れてすぐに、産休→育休に入られるのは・・・と考えてしまうのです。

 

もしも、すぐに子どもが欲しくて妊活をしているのであれば、無理な転職活動はオススメしません。

後述しますが、会社が困るということ以外に、本人にとっても不利益になることがあるからです。

 

ただ、色んな事情で転職せざるを得ないこともありますよね。

今すぐじゃなくても・・と思っていても、すぐに子どもを授かることだってある。

 

時々、「仕事をコントロールして、子作りするのが社会人だ」という意見も見かけますが、私はその意見には反対です。

 

だって、子どもって「欲しい」と思った時にすぐ授かるとは限らない。

それに、会社が「働いて◯年以上なら子どもを授かってもいいよ」と言う権利なんてありません。それこそ重大なハラスメント!

 

雇用期間が1年未満の社員に、育児休業は適用されない

 

転職してすぐに子どもを授かると、本人にとっても不利益があるよと書きましたが、そのひとつが、この育児休業。

 

よく産休、育休とひとまとめで語られるけれど、産休と育休は取得できる条件が違います。

 

産休は産前休業と産後休業に分かれていて、産前休暇は本人が「休む」と申請した時に与えれば良いんですね。

だから出産ギリギリまで働いても問題はありません。

産後休業は、生後8週間は働かせてはいけないと法律で決まっています。(6週間を過ぎた後は、医師の承諾があれば働いても可)

 

産休は、一定期間働かなければいけないという決まりがないんですね。

 

ところが育児休業は違います。

有期雇用の人を含めるとややこしくなるので、ここでは、正社員(無期契約雇用)を対象に書きますね。

 

育児休業は「引き続き雇用された期間が1年以上であるもの」が対象です。

 

だから、転職してすぐに子どもを授かった場合、この1年以上を満たさない可能性があるのです。

 

1年未満でも育休を取得できるよ!としている会社もありますが、それはあくまでも、会社独自のルール。

法律上は、雇用期間が1年未満の人は、育休の取得対象者ではないのです。

 

会社独自のルールがあるかどうかは、事前に確認しておいた方が安心ですね

 

転職はストレスの要因になる

 

そして、もうひとつ。

前の会社がイヤでイヤで、やっと辞められた!転職ばんざい!と思っても、実は転職はストレス因子になります。

 

「悪いできごと」ばかりがストレスになるわけではありません。

いつもと違う環境は全部ストレスです。だから、結婚もストレス因子になるんですよ。

 

転職すれば、新しい仕事を覚えなければいけません。

同じ仕事だと思っていても、会社によって、やり方が違いますよね。

それに、人間関係も構築しなくちゃいけない。

私は顔と名前を覚えるのが苦手なので、新しい会社に入った時は、これが何より苦手でストレスでした(笑)

会社の文化に慣れる必要もあります。

 

それだけでも大変なのに、そこに子どもを授かったら・・

余計に妊婦さんに負担がかかるんじゃないかな?と思うのです。

 

仕事を自分で抱え込まない。周囲と良好な関係を築いておこう

 

子どもは天からの授かりものですから、人が100%コントロールすることなんて出来ません。

 

だから、転職した後は、いつ子どもを授かっても良いようにしておくといいですね。

 

会社にとって困るのは、「その人しかできない仕事がある」こと。

単に、人数の問題なら、派遣をお願いするとかアルバイトに来てもらうとか、何とかやりようがあるのですが、変わりになる人がいない、というのが一番困るんです。

 

だから、普段から仕事をひとりで抱え込まないこと。

あっ、分かると思いますが、無責任でいいってことじゃないですよ。

 

自分がやっている仕事をチームに積極的に共有する。必要な資料は分かるようにしておいたり、できるものはマニュアルを作っておく。

 

「あなたしかできない」作業を極力減らしてねってことです。

 

あとは、周りの人と良い関係を作っておきましょう。

子どもを授かった時に協力してくれるのは、周りの人たちですからね。

 

いつ、子どもを授かっても、あれこれ言う人は必ずいる

 

子どもを授かったら、なるべく早く、人事と直属の上司へは報告してください。

 

転職してすぐや、忙しい時に子どもを授かると、申し訳なくて言いづらいと思うかもしれません。

でもね、最初にも書いた通り、子どもを授かるって、「おめでとう!」です。

 

転職してすぐだとか、忙しいだとかは、大人の都合。

授かった命に対しては「おめでとう!」以外はないんですよ。

 

それに、現実問題として、休業中の業務の調整もしなければいけないし、場合によっては、人の補充もしなければいけません。

妊婦さんに対する気配りも必要ですね。

 

子どもを授かったことに対して、あれこれ言う人は、いつ授かってもあれこれ言いますよ。

 

転職してすぐに子どもを授かれば、「転職したばかりなのに」と言うし、

責任ある仕事をしている時に授かれば、「無責任よね」と言うし、

管理職が授かれば、「管理職なのに部下のことを考えない」と言うし、

 

まぁ、文句を言いたいんです(笑)

だから、気にしちゃいかんのです。

 

何度も言うけれど、いつ子どもを授かっても、授かったことは「おめでとう!」ですからね。