「あの人って◯◯な人だから」は、ほんとうのこと?

 

「先入観を持たずに話を聞きなさい」

「先入観を持たずに人と接しなさい」

 

こんな風に言われた経験のある方、きっと多いと思います。

私自身も特にキャリアコンサルをするようになってから、よく言われるようになったし、自分でも意識するようにはしています。

 

してはいますが・・・

正直なところ難しいですよね。

 

気づくと色んな先入観を持ちながら、周りの人を見ていたり、周りの人を判断していたりして、「あー、やっちゃったなぁ」と思うこともあります。

 

本当は円滑にコミュニケーションを取れるはずが、先入観を持ってしまったことでこじれてしまったり、相手に不快感を与えたり。

さらに言うなら、自分自身に対する先入観で、ほんとうはもっとやれるのに諦めてしまったり。

 

とってももったいないんですよね。

どうやったら先入観って持たずにすむのでしょうか。

自分が先入観を持っていると気づくことが最初の一歩

また「気づくことなの?」と言われそうですが(笑)

 

気づかないと変えようがないのです。

どんなことでも、まず「気づく」って大事です。

 

もちろん私も先入観を持っています。

例えば・・・・最近では珍しくなくなりましたが、タクシーの運転手や電車の車掌は「男性の職業」という先入観があったんですよね。

 

だからタクシーの運転手や電車の車掌が女性だと

「えっ!?女性なのにこういう仕事をしているんだ」とビックリしてしまったり。

 

もっと身近なところでいうと、子供の頃にイヤな思いをしたこともあり、声の大きな人が苦手なんです。

だから「声の大きい人=怖い、危害を加えられる」という先入観も持っています。

 

声が大きい人すべてが怖いわけでもないし、危害を加えるわけでもないのにね。

話したらいい人だった・・という経験もたくさんしているのだけれど、やっぱり先入観を完全になくすことは難しいです。

 

ただ自分が、どんな先入観を持っているかを知っていれば、立ち止まって考えることもできますよね。

うわさ話や他人からの情報を鵜呑みにしない

先入観って、もちろん、自分自身の過去の経験から紐付けられるものも多いけれど。

誰かから聞いた話が先入観になることも、すごく多いと思います。

 

いわゆる「イメージ」ってものね。

これが意外と厄介で、他人から刷り込まれた話がいつの間にか、自分の中にムクムクと育って先入観になってしまう。

 

相手から聞いた話って、客観的な事実じゃなくて、その人自身の「思い込み」や「先入観」からくることも多いしね。

 

最近だと女優の蒼井優さんと結婚した山里さんの会見なんかそうだよね。

多くの人が感動したと言ったあの場面!(ってどの場面w)

 

蒼井優さんは「魔性の女」と言われることも多くって、きっと記者は「魔性の女だから浮気をする可能性が高い。だから山里さんは心配なはず」という先入観があったのだと思います。

 

それが「蒼井優さんは芸能界イチのモテ女優ですが・・」という質問につながったんじゃないかな。

実際には「魔性」という言葉を使ってはいなかったけれど、おそらく山里さんは、それを敏感に察知したのではないかと。

 

だから「彼女はそんな人間じゃない。自分はみんなが見ていない蒼井さんを見ている」とキッパリと否定してましたよね。

 

芸能界の話ではなく、職場でもよくありますよね

「今度の新人は◯◯らしい」

「あの人、前の部署では△△って言われてたんだって」

 

事実かどうかわからないのに、そんな話を聞いてしまったものだから、頭の中ですっかりそのイメージができあがってしまうこと。

 

人ってね、一度作ったイメージを変えるのって、なかなか難しいのです。

自分が持ったイメージを肯定するような出来事は「ほら、やっぱり」と思うのに、それとは違う出来事はスルーしてしまうことが多い。

 

そして無意識のうちに積み重ねられた「ほら、やっぱり」が最初の先入観通りに、相手を作り上げていく。

 

だからね、うわさ話はほどほどにしておきましょう。

私もコンサルをしたりヒアリングをしたりする時には、客観的なこと以外の事前情報は、あまり入れないようにしています。

 

そうしないと自分の中に「きっとこうに違いない」という先入観ができてしまって、中立な状態で対応できなくなっちゃうんですよね。

実際に先日もそんな場面に遭遇して反省したばかり。

 

うわさ話や他人からの情報ではなくて、自分自身の五感を使って相手に向き合う。

これってすごく大事なことだと思います。

自分に対する先入観が、可能性を狭めてしまう

先入観って、他人に対してだけではなく自分に対しても持っているんですよね。

 

「どうせ私は◯◯だから」

「私なんかが△△したって変わらない」

 

ついこんなことを口に出していませんか?

これもきっと、過去にそういう経験をしたりイヤな思いをしたりしたから、「私はこうなんだ」と思っているのでしょうが。

 

ほんとうにそうですか?

周りから見たら全然そんな風に見えないこと、たくさんありますよ。

 

やり方を変えたらうまくいくことだってありますよね。

その時にはうまくいかなかったけれど、時間が経ったことで、うまくいく可能性だってありますよね。

 

だけど自分が自分に先入観を持っていたら、可能性はどんどん狭くなってしまいます。

特にね、まじめな人、一生懸命な人ほど自分自身にものすごーーーーく厳しいのでね。

 

周りの人にはフラットに対応するのに、自分自身に対してだけ、ものすごく先入観を持っている人も多いです。

それってすごくもったいないし、あなた自身が可愛そう。

 

そして他人に対して持っている先入観よりも、自分自身に対して持っている先入観のほうが気づきづらい。

無意識に「そんなことない」と否定してしまって聞こえないことも多いですね。

 

だから「自分は自分に対して先入観を持っている」ということを知ってください。

 

それを知った上で、周りの人に「私ってどんな人?」と聞いてみてください。

さっきは「他人の情報や噂話を鵜呑みにするな」と書いたのに、真逆のことを言っていますが。

 

自分のことは自分で気づきづらいので、このときばかりは周りの意見を聞くことは大事なんですよね。

ただし!聞く相手は選びましょうね。

 

まずはあなた自身が信頼できる人に聞いてみてください。

 

もしも周りの人に自分のことを聞くのは、ちょっと抵抗あるなーという方は、周りの人を観察してみるといいかもしれません。

 

「どうせ私は◯◯だから」

「私なんかが△△したって変わらない」

 

と言っているのを聞いたり見たりしたら、「自分にもそんなところはないかな?」と考えてみてください。

そうすると「あっ、私もそうやって思ってたかも!」とか「これはないけれど、そういえば私は自分に対して◯◯と思っていたな」と気づくことがありますよ。

 

先入観を持つことで自分自身を守れることって、確かにあると思うのです。

だからすべてをなくす事がよいことだとは思いません。

それに先入観ゼロってできないと思っているし。

だけど自分の可能性を狭めたり、きちんとコミュニケーションを取らなければいけない相手とこじれたり、相手を不快にしたりするのは、できるだけ避けたいですよね。

 

自分がどんな先入観を持っているのか、一度考えてみてくださいね。

 

第三者の話を聞くことで、自分の持つ先入観に気づきたいなと思う方は、こちらの対話会がオススメです。

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