活動するSNSをFacebookからTwitterに移してから、私にとって、全く理解できない発言を見ることが増えました。

 

プロブロガーやプロブロガー予備軍に多い気がするのですが、「新卒◯か月(たいてい1年未満)で会社を辞めました」「クビになりました」という自己紹介。

 

単に事実として書いているのではなく、『自慢』のように書いているのが、私にはサッパリ理解できなくて。

 

最近ではあまり見かけなくなりましたが、一時期起業女子界ではやった

 

会社員時代はパッとしなかったけど・・

しがない派遣OLだったけど・・

 

という一発逆転ストーリーに似ていますね。

 

この手の「ダメな自分アピール」って格好悪いし、お金を稼ぎたい、ビジネスをしたいと思うなら、逆効果にしかなりませんよ。

 

1.そもそも珍しくもないことを自慢するのが格好悪い

 

新卒で入った会社を数ヶ月で辞める

 

これは珍しくも何ともありません。

採用担当をしていれば、そんな履歴書は山ほど見ます。そして、辞めてしまったことそのものについては、特に悪い印象は持たないのです。

意外かもしれないけど、それぐらい「よくあること」なんですよ。

 

あー、合わない会社に入っちゃったんだな

 

そう思うぐらいです。

新卒で入った会社を数ヶ月で辞めた人を採用することだって珍しくないですしね。だから、辞めてしまったことを卑下する必要は、全くありません。

 

それぐらい「よくあること」を自慢できることが、私には不思議でなりません。

 

新卒で入った会社を1年未満でクビになる

 

これは、辞めることに比べたら珍しいですね。

日本は、直接雇用の労働者を解雇するのって、すごく面倒くさいですから。

でも、すごくレアかと言われれば、そうでもないです。

 

事業縮小でクビになることもあるし、所属部署が丸ごとなくなることもありますよね。

別の会社との合併時に、人員整理の対象になることもありえます。

 

面接の時に「どうしてですか?」とは聞きますが、その理由が納得できるものであれば、特に気になりません。

 

やっぱり自慢するほどのことはないんですよ。

 

2.「自分の行動や発言を客観的に見られない」ことを吹聴しているのが格好悪い

 

入社して数ヶ月で会社を辞めた

入社して1年未満で会社をクビになった

 

さっきも書いた通り、「事実」だけなら、取り立てて騒ぐほどのことではありません。

 

でも、それらを単なる自己紹介ではなく、ある種の『自慢』として書いている人たちを見て出て来る感想は

 

あぁ、仕事がデキない人だったんだろうな

 

です。

 

新卒にどこまで「仕事が出来るか」を求めるのかって言うのはありますが、少なくとも、仕事を依頼したいとも思わないし、紹介する商品を買いたいとも思いません。

 

起業女子の「会社員時代はパッとしなかったけど・・」「しがない派遣OLだったけど・・」も同じです。

 

キラキラ起業女子系には片足を突っ込んだ身なので、あまり大きなことは言えませんが、私の友人は、キラキラ起業女子の商品を知った時に、「こんなの誰が買うの?」と思ったそうです。

 

ねぇ、ちいさま、なぜそれにお金を払う人がいるの?

 

入社して数ヶ月で会社を辞めることも、1年未満でクビになることも、一般的な視点で考えたら、自慢することじゃないですよね。

どちらかと言うと、ネガティブに捉える人の方が多いはず。

 

ネガティブに捉える人の方が多いのに、なぜ「自慢」できるのか?

こんなことを書くと、「そういう考えかたは古い」だの「だから会社員はオワコン」だのと言われそうですが(笑)

 

これから何十年も先は分かりませんが、今、この時代は、まだまだ会社員の方が多いのだし、そういう人たちが世の中を動かしています。

そこに逆らってどうするんだ?と。

 

ネガティブな印象を払いのけるだけの強烈な「何か」を持っているなら、その主張も分かるんですけどね、残念ながら、そういう人は見当たりません。

 

だいたい、クビになった自慢、辞めた自慢って、二番煎じどころか、何十番、何百番煎じ?って感じですしね。

 

「自分の発言や行動を客観的に見ることができない」

 

会社を数ヶ月で辞めたこと、会社をクビになったこと以上に、致命的だと思いますよ。

 

3.選択肢を自ら潰して回っているのが格好悪い

 

2016年ごろに一斉を風靡した起業女子たちも、見かけなくなる人が増えてきました。

 

社会不適合者自慢だけでは続かないんですよ。

クライアントだって、いつまでもバカじゃありません。最初は、うまくいったとしてもメッキはすぐ剥がれるからね。

 

会社員に戻れているなら良いけれど、どうにもなっていない人も一定数いるんじゃないでしょうか。

 

プロブロガーやその予備軍も同じだと思うんですよ。

今はいいかもしれません。でも、10年、20年続けられる?

 

ライターになればいいや・・なんて、安易に考えてないですよね。

「書く」ことを生業にするって甘くないですよ。フリーの売れっ子ライターが身近にいますが、私には無理って思いますから。

 

若気の至りと言う言葉があるとおり、若いうちに色んなことにチャレンジするのは、悪いことじゃありません。

でも、いざ、「あぁ、若気の至りだったな」と気づいた時に、戻れる選択肢を自分で潰すようなことはしない方がいい。

 

入社して数ヶ月で会社を辞めた

入社して1年未満で会社をクビになった

 

そこにプラスして、会社員はオワコンだの、まだ会社員してるの?だの、自分で戻る道を潰しているようにしか見えないのです。

 

いやいや、自分にはたくさんフォロワーがいるし、応援してくれる人だっている。

いざとなったら、その人たちが助けてくれる。

 

本当にそうですか?

ブロガー界隈を見ていると、外野から煽っているだけで、いざ、自分に火の粉がかかりそうになったら「我関せず」の人が多いように見えますよ。

 

起業女子なら、「お金の切れ目が縁の切れ目」ですね。

 

結局、自分を守れるのは自分だけです。

そして、どんなに綺麗事を言おうとも、社会通念や一般的な価値感が、多くの物事を決めています。

 

そこに意義を唱えたり、抗ったりすることも良いけれど、それにはちゃんと武器を持たないとね。

丸腰のまま戦っても勝ち目はないけれど、短期間で辞めたこととクビになったことだけが武器って、大丈夫かしら?