「ありがとう」

「おつかれさま」

「助かったよ」

「大丈夫?」

 

今日、これらの言葉を部下にかけた管理職はどれぐらいますか?

普段から惜しみなく、これらの言葉を伝えている管理職はどれぐらいいますか?

 

私にとっては、ものすごく衝撃なのですが、文字にすると、たった数文字の言葉なのに、言えない(言わない?)管理職ってすごく多いんですよね。

 

なぜでしょう?

言ったら、マズイことでも起こるのでしょうか?

 

ありがとうなんて言ったら、管理職としての威厳がなくなると思っていますか?

それとも、仕事なんだから、部下なんだから、やるのが当たり前だと思っていますか?

これらの言葉が思い浮かばないほど、部下のしている事に興味がありませんか?

 

言葉としては「些細な」言葉かもしれません。

でも、この「些細な言葉」すら部下にかけられない管理職を盛り立ててくれる奇特な部下は、そうそういませんよ。

 

部下に盛りたてられない管理職は、いくら上に可愛がられたところで、残念ながら管理職としては失格です。

そして、指の間からこぼれ落ちる砂のように優秀な部下から、どんどんいなくなるはずです。

 

管理職が思う以上に「些細な」言葉が部下のやる気を引き出している

「ありがとう」と言われたら、単純に嬉しくないですか?

「お疲れさま!助かったよ」と言われたら、もうちょっと頑張ろうかなと思いませんか?

 

仕事なんだから当たり前かもしれません。

率先して行動するのが、部下として当然の行動なのかもしれません。

 

でも、ちょっとした一言で、もっと頑張ろうと思ってもらえるなら、その方が良いと思いませんか?

 

「ありがとう」

「おつかれさま」

「たすかったよ」

 

この言葉を言うのに、1分もかかりませんし、1円の費用もいりません。

それで、部下が「よし!」と思ってくれるなら、こんなにコストパフォーマンスが高いものってないと思うのです。

 

管理職からしたら、「たったこれぐらい」と思うような些細な言葉かもしれません。

でも、部下の立場に立つとすごく嬉しいものなのです。

 

それは、管理職が自分がしている仕事を見ていてくれていると思うから。

人は、誰かが自分を見てくれている、自分のしていることを認めてくれていると思えば、とても嬉しいものです。

 

部下を評価すると言うと、大きなことを考えてしまいがちですが、実は、毎日のこういう些細な一言が、部下のやる気をアップさせる要因にもなっているんですよ。

逆を言えば、こういった言葉を全くかけてもらえない部下は、どんどんやる気をなくしていくことになります。

 

言葉を惜しむ管理職は、部下のやる気も奪っていく管理職だと、私は思いますよ。

 

部下が盛り立ててくれなければ、上司は何もできない

時々、「自分のおかげで、部下は仕事ができている」と言う管理職がいますが、残念ながら、それは全く逆です。

 

「部下のおかげで管理職は良い仕事ができている」のです。

 

たとえプレイングマネージャーだったとしても、ひとりで全ての仕事をこなしているわけではありませんよね?

自分が苦手なところ、ルーチンワークなどの単純だけれど大事な作業、いわゆる「雑用」と呼ばれるような作業は、きっと部下が担当してくれているんですよね?

 

仕事として動いている以上、そのどれもに役割があって必要なもののはず。

(中には、不要な仕事が山盛り・・の会社もありますが)

 

それを管理職がひとりでこなすことは不可能で、必ず部下の力が必要になります。

 

「●●さんの為なら頑張ろう」と思ってくれる部下がいるのと

「あー、面倒くさい。どうせ『ありがとう』の一言も言ってくれないんだから、適当にやろう」と思う部下いるのとでは、結果に大きな差が出そうですよね。

 

管理職の為に仕事をしているわけではないけれど、部下だって人間ですから、気持ちよく働ける環境を作ってくれる管理職なら、役に立ちたいと思うものです。

 

そして、そういう部下をたくさん持っている管理職、

部下から盛り立ててもらえる管理職

 

こういう管理職ほど、大きな仕事もできるし、大きな結果も出せるのだと思います。

 

言葉を惜しんではいけない。やりすぎぐらい伝えてちょうどよい

実は、言葉って発している人が思うほど、受け取ってもらえてないんですよね。

 

それは私のクライアントを見ていても思います。

多分、言われなれていないんでしょうね。だから、こちらとしては一生懸命伝えているつもりでも、実は相手にはそんなに伝わっていない(笑)

 

だから、最初は「やりすぎ」ぐらい伝えて、ちょうど良いと思うのです。

管理職も言われ慣れていないと、最初は照れくさいかもしれないし、部下からも「急にどうしたの?」なんて思われるかもしれません。

 

でも、それでも続けることが大事。

 

給与アップさせる

人事評価で高い評価をつける

 

これらは、会社の制度も絡んでくる話なので、管理職の一存で出来ることは少ないかもしれません。

でも、言葉をかけることなら、誰でも明日からでも始められますよね。

 

あっ、ひとつ注意事項です。

 

「ありがとう」

「おつかれさま」

「たすかったよ」

 

これらの言葉をかける時は、必ず部下の目を見て言ってください。

多少ぶっきらぼうになってしまっても大丈夫。

気持ちがこもっていれば、ちゃんと相手に伝わります。

 

ただし、部下の目も見ず、口先だけでこれらの言葉を言ったなら、たちまち部下にそっぽを向かれますからね。