上司が気分屋って困りますよね。

 

プライベートで会う友人、知人が気分屋だったら、「会わない」という選択もできるし、毎日会うわけじゃないから、それぐらいなら我慢できるという人もいるかもしれません。

 

でも、上司となるとそうはいかないですよね。

上司は選べないし、ほぼ毎日のように会わなければいけないし。

異動を願い出るというウルトラCもあるけれど、そんなに都合良く異動なんてさせてもらえないし、そもそも小さな会社だと「異動」という選択肢すらなかったりするからね。

 

上司に振り回されて自分が疲弊する。

できれば、こんな状態からは一刻も早く抜け出したいですよね。

 

どうして、あんな人が管理職になれるの?とイライラするのはムダ

 

気分屋の上司の下で働くと、必ず出て来るのが

 

「どうして、あんな人が管理職になれるの?だからうちの会社はダメなんだよ!」

 

という不満。

分かります、ええ、分かります。私も同じことを言ってました(笑)

そして、毎日イライラしていました。

 

でも、これも意味がないんですよね。

だって、「何で、あんな人が・・」と言ったところで、次の日に上司が変わるわけでもないし、管理職じゃなくなることもないからです。

 

イライラする分、あなた自身の心がヤサグレるだけ。

「あんな人を管理職にしない」、「あんな人の下で働かない」をするためには、あなた自身が、その上司以上の権限を手に入れるか、会社を辞めるしかありません。

 

自分でどうにもできないことに、関心を向けるのはやめましょう。

 

そこに矢印を向けるなら、あなたができることに矢印を向けた方が、精神衛生上、ずっと良いですよ。

 

「なぜ、機嫌が悪いんだろう」と考えても答えは出ない

 

気分屋というぐらいですから、こういう人は、自分の気分によって態度がコロコロと変わります。

 

この時にやっても意味がないことが、「どうして上司は機嫌が悪くなったんだろう」と考えること。

 

マジメな人や気の弱い人、自分に自信のない人は、

 

私が、何か悪いことを言ってしまったんじゃないか。

私が、何か上司の機嫌を損ねるようなことをしてしまったんじゃないか。

 

自分を責める傾向にありますが、全然違います。

もしかしたら、50回に1回ぐらいはそんなこともあるかもしれませんが、49回は違います。

 

私も「私が何かしたのかな?」と思って悩んだこともありましたが、今はやめました。

なぜなら、悩んだところで何も解決しないから。

 

ただ、「機嫌が悪い」だけなんです。

そこに理由はありません。

 

いや、本人に「どうして?」と聞けば理由はあるのでしょうが、部下であるあなたが、それを気にしてあげる必要は全然ないです。

 

だから、考えるだけムダ。

考えるだけ自分を責めることになるので、さっさとやめましょう。

 

機嫌が悪い時は、返事だけしてスルーが吉

 

気分屋の人は、同じことをしても、機嫌が良い時と機嫌が悪い時で、露骨に態度が変わります。

 

態度だけではなく、言っていることも変わります。

 

なので、機嫌が悪い時の言葉は、スルーするのがオススメです。

 

機嫌が悪い時の言葉を真に受けて行動すると、あとで「何で、こんな行動したの?」と言われます。

 

「えっ、◯◯さんが、そう言いましたよね?」なんて言おうものなら大変!

そこで、「そっか、ごめんね」と言ってくれるなら良いですが、たいていは「そんなこと言ってない!」と言われるか、「普通に考えたら分かるでしょ!」と逆ギレされるのがオチです。

 

ほんと、めんどくさいね(笑)

 

ただし、無視するのはオススメしません。

さらに機嫌が悪くなります。

 

だから、「はい」と返事して、やっているフリをするぐらいがオススメです。

あなたが、その仕事に詳しいなら、差し障りのないところだけやるのも良いですよね。

 

上司をよく観察して、パターンを見つけると楽になる

 

気分屋の上司もよく観察していると、パターンがあったりします。

 

  • 月曜日の朝は、機嫌が悪いことが多い
  • 朝、機嫌が良い時は1日中、機嫌が良いことが多い
  • 隣の部署との打ち合わせ後は、機嫌が悪い確率が高い

 

などなど。

パターンがわかれば、機嫌が悪い時は「触らぬ神に祟りなし」です。

出来る限り近寄らないでおきましょう。

 

そして、機嫌が悪い→機嫌が良いに変わるパターンもわかるといいですね。

 

  • 甘いものを差し入れすると機嫌が良くなる
  • 褒めると機嫌が良くなる
  • とりあえず、何もせずにソっとしておくのが一番無難

 

ちなみに私は、「どんなに機嫌が悪くても、アイスさえ上げれば機嫌が良くなる」と言われていました(笑)

 

大事な話は、機嫌が良い時を見計らっていきましょう。

 

どんな気分屋さんにも、社内にひとりは頭の上がらない人、機嫌が悪くても「この人の話なら聞く」という人がいます。

そういう人を味方につけておくのも良いですね。

 

上司のためではなくて、あなた自身のための「スルー力と観察眼」

 

「どうして私が上司のために、そこまでしなければいけないんだろう?」と思う人もいますよね。

 

自分よりも高いお給料をもらっているんだから、上司が変わるのが当たり前。

何で私が、上司の機嫌をとらないといけないの。

上司の機嫌を取るなんて絶対にイヤだ!

 

実際にクライアントに言われたこともあります。

 

なかには、「あなたが間違っています」「気分屋なんて、上司として最低です」と面と向かって言う人もいるかもしれませんね。

 

これで、あなたの気がスッキリして、物事が良い方向に進むなら、やってみる価値はあります。

 

でも、多くの場合は、言ったあとに「言わなければ良かった」と思ったり、上司とギクシャクして、さらに仕事がやりにくくなったりします。

 

これって本末転倒だと思うのです。

 

そもそも、本当の目的は何?と考えたら、「自分が神経をすり減らす事なく、仕事をスムーズに進めるため」ですよね。

 

人を変えることはできません。

変えられるのは自分の行動と言葉だけです。

 

だったら、「自分が、少しでも神経をすり減らすことなく、仕事をスムーズに進めるためには、何をしたらいいかな?」と考える方が良いです。

 

スルー力も観察眼を持つのも、上司のためではなく、自分のためです。

 

実は、「上司のために、私が行動を変えるなんてイヤだ」と言っていたクライアントにも同じことを言いました。

 

最初は、私に言われて「自分のため」と言い聞かせながら、渋々やっていたクライアントも、ある時から気づいたようですよ。

 

「自分のためと思って行動したら、ずっと楽になりました。上司を手のひらで転がしているみたいで気分がいいです」と話してくれました。

 

あまりにも酷いときには、逃げるが勝ち

 

とは言え、度が過ぎる上司もいますよね。

その時は、さっさと逃げてください。

 

何とかしようとしなくていいし、「スルーできない自分がダメ」なんて思う必要もありません。

 

私が伝えていることは、何度も言うように「上司のため」ではありません。

だから、自分自身が「もう無理」と思うなら、さっさと見切りを付けて良いのです。

 

「逃げるが勝ち」ということも、ありますからね。