クライアントと話していると、「◯◯をやめたいんです」あるいは「◯◯したいんです」と言われることがよくあります。

 

この◯◯の中は人それぞれですが、「自信を持ちたい(自信が持てない自分をやめたい)」「不満ばかり言うのをやめたい」なんていうのが多いかな。

 

そう言われたら私は、「だったらやめたらいいんじゃない?」あるいは、「だったらやったらいいんじゃない」と答えるわけですが、それで止められたり出来たりするなら苦労はしないわけで。

たいていは、そうは言っても・・・という話になるのです。

 

そうは言っても・・の理由が、単純にやり方や考え方が分からないということであれば、具体的な方法を伝えて習慣化するまで繰り返してもらえば良いだけ。

これで解決することもたくさんあります。

 

でも、そうじゃない場合も多いんですね。

それが、デモデモダッテちゃんです。

何を言っても、「でも・・・」「だって・・・」

 

「でも」「だって」が繰り返されるようになったら、いくらやり方や考え方の話をしても、先には進みません。

なぜなら、変えたい、変わりたいと口では言っているけれど、本当は変わりたくない、変わらないことを望んでいることが多いから。

 

なので、デモデモダッテが連発されたら、こう聞くようにしています。

 

「ねぇ、その◯◯を握りしめていることで得られるメリットって何?」

 

メリットがなければ、あっさり手放せる

「ねぇ、その◯◯を握りしめていることで得られるメリットって何?」と聞くと、たいていは「えっ?!」と聞き返されます。

 

そりゃそうですよね。

「イヤだ」と思っているから変えたいのに、メリットって聞かれても・・という感じだと思うのです。

 

でもね、変えよう、変えたいと思っているのに変えられないなら、ましてや何年も同じことを繰り返しているのであれば、それは何らかの『メリット』があるからなんです。

もし、何ひとつ良いことがないと納得しているなら、あっさりと手放せるんですよね。

 

「何もメリットがなければ手放せるはずなのに、後生大事にそれを抱えているということは、何らかのメリットがあるから。それが何か考えて」

 

そう伝えると、そこから真剣に考え始めるクライアントたち。

そしてしばらくすると、「あー」という表情で私を見るんですよ(笑)

 

その「メリット」いつまで大事に持っておきますか?

「何がメリットだった?」と聞くと、すごく嫌な顔をして話してくれるんです。

なぜならば、気づきたくない、見たくない自分の姿を見ちゃったから。

 

  • 責任を取らずにすむから
  • 誰かが心配してくれるから
  • 嫌な人だと思われないから
  • 良い人だと思われたいから
  • 自分が決めるのが嫌だから
  • 誰かについていく方が楽だから
  • 人にかまって欲しいから

 

こんな言葉が出てくることが多いかな。

そして、「私、こんなことを思ってたんですね。うわー嫌だな」と続くのですが。

 

ここで勘違いして欲しくないのは、そういう気持ちを持ったことがダメなわけじゃないんですよ。

きっと、そうすることで自分を守ってきたのだと思うから。

 

だから、そう思ってきたことを否定するのではなくて、これからも握りしめていくかどうか、を考えてみたら良いんです。

そのメリットを手放したくない、これからも享受したいのであれば、無理やり変わる必要も手放す必要もないですよね。

 

でも、そうじゃないなら、さよならしましょう。

 

奥底にある自分に気づかなければ、変わらないし手放せない

こうやって、変わりたい、手放したいと言いつつ握りしめていたメリットを知ると、たいていは、「自分がこんな風に考えていたなんて初めて気づきました」と言います。

 

できることなら見たくないし、気付かないフリでもしたいよね。

だけど、見て、気づいたからこそ、「もう、いらない」って思えるし、「もう、いらない」って思えるから変わるし手放せるんだと思うのです。

 

残念ながら、目先の言動だけを見ていたら奥底にあるものには気づきません。

 

  • どうして、そう思うのか?
  • なぜ、そう感じるのか?
  • そのメリット(デメリット)は何なのか?
  • それがなくなったら、どうなってしまうと思っているのか?

 

色々な角度から、自分自身に質問していくことが大事。

もし、変わりたい、手放したいと思っているのに、なかなか出来ないのであれば「やり方」を探そうとする前に、まずはそれを後生大事に握りしめている「メリット」が何かを自分に聞いてみてくださいね。

 

自分ひとりでは難しいという方は、いつでもいらしてください。

ガンガン本質に切り込みます。

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