ちぐささんが、この会社の管理職だったら、どうしますか?

ちぐささんが、管理職だった時はどうしていたんですか?

 

最近なぜか、この手の質問をされることが多いんです。

小さな会社ではあったけれど、私も管理職だったので、管理職の辛さはとってもよく分かります。

 

管理職ってさ、大変だよね。

一生懸命やっても、部下に分かってもらえないことも多いし、プレイヤーとしても動かなくちゃいけないから仕事だって山ほどあるし・・・

 

会社ごとに求められる管理職の役割は違うけれど、私が大事だと思っていることをお伝えしますね。

 

私は管理職の最大の役割は、「会社の目標を達成するために、チームの力を最大化すること」だと考えています。

 

チームメンバーのモチベーションをあげて、気持ちよく働いてもらうことは大事だけれど、それが「会社の売上」「会社の目標」に繋がらなければ意味はないと思うのです。

 

だって、どんなに社員が気持ちよく楽しく働いていても、会社が存続できなければ本末転倒だからね。

 

1.部下が力を発揮できるような仕事、成長できるような仕事にアサインすること

2.部下が力を発揮できるように環境を整えること

3.結果を出した部下を正当に評価すること

 

私が考える管理職の仕事はこの3つ。

基本的に管理職は黒子だと思ってます。だから、目立つ必要なし。

っていうか、むしろ管理職が目立っているチームは、チームとして機能してない!って思うのです。

 

1.部下が力を発揮できるような仕事、成長できるような仕事にアサインする

 

管理職がいつまで経っても忙しいのって、部下が育ってないからですよね。

自分の仕事を安心して任せられる部下がいないから、管理職自らがやらなければならない。

 

そして、この「人を育てる」というのは、とっても難しい。

私は人を育てるのが得意ですが、それでも難しいと思うし、想定したとおりに育つとも限りません。

 

人を育てるのに一番大事なのって、「部下が力を発揮できるポイントを見つける」ってことだと思うんです。

 

どういう仕事が得意なのか、苦手なのか

細かく指示した方が良いのか、ある程度任せた方が良いのか

早めに仕事に取り掛かるのか、ギリギリまでやらないのか

 

日本人的思考なのか、「苦手なことを克服させる」方向に舵を切る管理職も多いけれど、私はやめた方がいいと思う。

 

苦手なことができるようになっても、それが得意な人と比べたら、どうしても物足りないですよね。

その物足りない仕上がりのために、部下のやる気まで削いでしまう可能性があるのであれば、得意なことを任せた方が、ずっと生産性があがります。

 

そして、短期視点ではなくて長期視点での成長も考えること。

同じ仕事ばかりをさせていたら、どこかで成長は止まります。部下の成長が止まるということは、チームの成長も止まるよね。

 

だから、先を見据えた仕事の割り振りも必要になるのです。

もしかすると、その過程で、苦手なことにもチャレンジした方が良いということもあるよね。

 

そんな時は、「今後、あなたがやりたい仕事をやるためには、苦手だと思っているこの仕事も理解できるといいよ」と伝えることが大事。

 

こうやって考えると、仕事のアサインって、部下とちゃんとコミュニケーションを取ってないと、なかなか難しいことなんですよね。

忙しくて部下と会話してる暇なんてない!とか、必要最低限だけ会話すれば良い!とか思っている管理職のみなさん!!!

 

自分自身が楽になるためにも、部下の成長は必須!

部下を成長させるためには、部下ときちんと会話をすること必須ですよ!

 

ただ、残念ながら、成長しない人もいます。

ある程度の期間、待つ必要はあるけれど時間は無限じゃないからね。そういう時は、酷な言い方だけれど、「諦める」ということも、時には必要です。

 

 2.部下が力を発揮できるように環境を整えること

 

適材適所で仕事を割り振れたとしても、部下が躓くことってたくさんあります。

 

特に、部下の立場だと発言力が弱いってことは、充分に考えられますよね。

失敗を恐れて、思い切ったことができなかったり・・

そういう時は、先に上司が周りに根回しをしてあげる。

 

私が実際にやっていたのは、

  • もし、社長や他の部門の管理職に何か言われたら、「古賀さんが、好きなようにやっていい」って言った(古賀さんの了解を取っている)って言っていいよと伝える
  • 関連部署に「こういう話がいくと思うから、話を聞いてあげて」と先に伝えておく
  • 部下が社長に提案する時は、一緒に参加する。ただし、提案するのは部下本人。私は援護射撃のみ。

 

ちょっとした一言を伝えるだけで、部下本人も関係部署も仕事がやりやすくなるんだよね。

ということは、管理職は他部署との関係を作っておくのも大事ってことですね。

 

3.結果を出した部下を正当に評価すること

 

この話をすると、「相対評価だから難しい」って言われるんだけど。

確かに「評価=給与を上げる、昇進昇格」とすると、なかなか難しいことはありますね。

 

特に大企業になればなるほど、他の人たちとの兼ね合いっていうのがあるからね。

でも、評価するって、給与をあげるとか昇進昇格させるとか、それだけじゃないと思うのです。

 

時々、部下の手柄を横取りする上司の話を聞くけど、管理職自ら、部下のやる気を奪ってどうする!

部下に結果を出させることがでいない管理職なんて、本来管理職としては「無能だ」と言っているのと同じことなんだけどね。

 

部下が出した成果を認める

部下が出した成果を皆の前で発表する

部下が出した成果を自分の上司に報告する

 

これだって、立派な「評価」ですよね。

もちろん、お給料を全然上げずに、こればかりをやっていたら、いつしか部下はそっぽを向くので注意してくださいね。

 

部下は思っている以上に上司を見ている

 

これだけを読むと、さぞ、私は立派な管理職だったように見えますが(笑)

実際にはそんなことはありませんでした。

 

失敗もたくさんしたし、部下にひどい言葉を言ったこともあるし、うまく育てることが出来なかったこともあります。

今だから、「もっとこうすれば良かった」と思うことだって、山のようにありますよ。

 

「良い管理職にならなくちゃ」とか「ちゃんとした管理職にならなくちゃ」と肩に力を入れなくても大丈夫。

管理職だって完璧じゃないし、失敗も間違いもある。

 

分からないことは正直に分からないって言っていいし、もし、失敗したら「ごめん」って謝ればいいんですよ。

管理職って大変な仕事だけれど、やりがいのある仕事でもあります。

 

部下はこちらが思っている以上に上司のことを見ています。

上司が一生懸命やっていること、部下のことを考えて行動していることは、ちゃんと分かるんですよね。

 

そして、そういう上司に対しては、協力してくれようとしますよ。