
昨日の記事「男性社会のルールから一抜けたしよう」の中で、『これからのビジネスにおいて、感情は無視しちゃいけない』と書きました。
だからと言って、リーダーが感情的に振る舞ってもいい…というわけではありません。
あなたも、こんなリーダーを見て、ゲンナリした経験ありませんか。
ちょっとした事で不機嫌になって「あぁ、やってられない」という人
メンバーに対して「はぁ?前にも言ったでしょ?なんで1回で覚えられないの?」と怒りだす人
「あー、そういうリーダーっていた!」と思い出す人も多いのでは?。そしてきっと、「リーダーなんだから、感情的にならずに対応してよ」と思ったはずです。
え?私はそんなことしていないと思っても…
では、あなた自身を振り返ってみましょう。
ちょっとした事で不機嫌になっていないですか?
メンバーに怒りだしてはいないですか?
えっ?私はそんなことしてないよ…と思うかもしれません。でも、ほんとうに?
不機嫌なことを口に出してはいないかもしれません。でも返事がぶっきらぼうになったり、顔つきが険しくなったりしていないですか?
怒ってはいないかもしれないけれど、イヤミのひとつを口に出したりしていませんか?
メンバーは思っている以上にリーダーを見ている
メンバーは、こういうところを本当によく見ています。
そして「あのリーダーは、感情的だよね」なんて言うのです。
私も似たような経験があります。
昔ほどメンバーにキツイことを言うこともなくなり、私自身は自分のことを穏やかなリーダーだと思っていました。感情的なリーダーとは対極にいると思っていたの。
ところがある時、メンバーが私のことを「話しかけづらくて怖い」「いつもイライラしている」と言っているのを知りました。
それを知ったときには、頭の中に「????」が山ほど浮かびましたよ。
「忙しいんだから話しかけないで!」と言ったわけでもないし、イライラして八つ当たりするような事をした覚えもなかったし。
正直、言いがかりだと思ったし、私自身が可哀想だとも思いました。
だけどよくよく聞いてみると、確かになーと納得したのです。
そのころの私は、忙しいときに私に話しかけてきそうなメンバーを見かけると、心の中で「話しかけないで!!」「忙しいのは見ててわかるでしょ!!」と言っていたのですね。
小さなボタンのかけ違いが、信頼関係を壊していく
心の声が、知らず知らずのうちに雰囲気や態度に現れていた。
だから話しかけづらいと思われていたし、いつもイライラしているように見えたのです。
無意識ではあったけれど、おそらく眉間にシワもよっていただろうし、話しかけられても面倒くさそうに対応していたのだと思います。
私はメンバーに対して、感情的に対応したつもりはなかった。むしろいつも冷静に対応できていると思っていた。
メンバーは私に対して、ちょっと忙しくなると話しかけづらくなるし、イライラしていて感情的なリーダーに見えていた。
思いっきりすれ違ってますよね。
ボタンのかけ違いです。でもこのちょっとしたボタンのかけ違いを放っておくと、気づいたときには「あれ?メンバーとうまくいってないけど、どうしたらいいんだろう」ということに。
恋愛や夫婦の関係と似ていますね。
ボタンのかけ違いを防ぐために大切なこと
なんでこんなことが起こるか?と言えば、Self-Awareness(自己認識力)が低いから。
自分がどんな時にどんな反応をしているのか?という理解が足りていないと同時に、他者が自分をどう見ているのかへの理解が足りてないからなんですよね。
私がメンバーに「話しかけづらくて怖い」「いつもイライラしている」と言われていた時も、同じようにSelf-Awarenessが低かったのだと思っています。
Self-Awarenessを高めるには
-
- 自分を内省する
- 他者からのフィードバックをもらう
この2点が必要不可欠。
ボタンのかけ違いが広がって、「あれ?なんで?どうすればいい?」と焦らないように、少しずつSelf-Awarenessを高めていきましょう。
PS.
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