
前回の記事で、リーダーに一番求められるスキル、リーダーが開発すべき、たった一つのスキルは「Self-Awareness=自己認識力」だと書きました。
Self-Awarenessは、リーダーが持つべき品格というか、人格というか、土台であり基礎です。
それとは別に「実際の仕事に必要」なこととして、
自分の専門以外の業務に対する経験、知識
を身に付けることをおすすめします。
自分の専門以外を知らないと視野が狭くなる
大企業で仕事をして、自分の専門分野以外のことに全く興味がない、知識を増やそうともしない人がいることに、びっくりしました。
自分の専門分野以外を知らないと、視野が途端に狭くなるんです。
自分たちの理屈や理論でしか周りを見ないから、他の仕事をしている人たちが何に困っているのか、その意見にはどんな背景があるのかがわからない。
絶対的な「正解」があった時代なら、それでもいいかもしれません。
でもコロナ禍で実感した人も多いと思いますが、これからは「正解」がない中でやりぬくしかないんです。
そんな時に自分たちの理屈や理論でしか、周りを見ることができない。
これって組織にとっても、個人にとっても、大きなリスクでしかないと思うのです。
なんでもありのベンチャー気質が役に立っている
元々ベンチャー企業出身の私は、「自分の担当以外の業務も仕事が割り振られる」ということを、当たり前のように経験しています。
「これは私の仕事じゃありません」
「私の専門領域は○○なので、他のことはわかりません」
が通用しないし、言えない。
人数が少ないんだから当たり前ですよね。誰かがカバーしなくちゃいけないし、専門業務と専門業務の隙間に落っこちてしまう業務も掬い上げなければいけません。
大変だし、正直「なんで私が?」と思ったことも一度や二度ならず、三度も四度も(笑)
だけど振り返って考えると、
-
- 突発事項が起きた時、対処できることが増える
- 他者の役割や仕事をある程度リアルにイメージできるので、広い視野で物事を考えられる
- 専任者にはない視点での良さや改善点がわかる
おお!とっても役に立っている、と思わずニンマリしちゃうのです。
お金をかけず、すぐに手軽にできること
「自分の専門分野以外の経験や知識を身に付けよう」
と言われても、どうしたらいいの?と思うかもしれません。
違う分野の仕事経験を積みたいと思っても、自分の都合ですぐに異動ができるわけではないですしね。
未経験で違う会社に転職する…もかなりハードルが高いですし、余程その仕事をやりたい!という強い動機がない限りは、個人的にはオススメしません。
無理をしなくても、すぐにできる方法があります。
それは「違う仕事をしている人の話を聞くこと」です。
実際に経験することへのハードルが高いなら、まずは違う分野へ興味を持つ、知識をつけてみる。
大企業で同期や先輩、後輩がたくさんいるなら、別の部署にいる人に連絡をして話を聞く。
これならすぐにできるでしょ?
今はリモート勤務をしている人も多いから、より誘いやすいんじゃないかな?
Twitterを活用してみよう
いやいや、声をかけられる人が思い当たりません…というのであれば、インターネットを活用しましょう。
特にTwitterはオススメです。
Twitterには色んな人たちがいます。
大企業に勤めている人もいれば、企業のCEOやCFOもいます。フリーランスの人もいるし、エンジニアもデザイナーも人事も経理も、たくさんの職種の人たちが集う場所です。
発信することに抵抗がある人も、読むだけならハードルは低いでしょ?
まずは気になる人のツイートを読んでみるのがオススメです。
2年前にも、こんな記事を書いてましたね。
自分の専門分野の知識や経験を深めることも大事。
でもまだまだ、他の分野へ視野を広げている人は少ない印象です。だからこそ、まずはあなたが、視野を広げてみてください。
PS.
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