
「ちぐささんは、どうしてキラキラ起業にはまったんですか?」
「ちぐささんが、キラキラ起業から抜けるきっかけは、何だったんですか?」
色んな人に聞かれます。
キラキラ起業女子に憧れて挫折した・・は一般的に黒歴史なのでしょうが、私自身は全然黒歴史と思ってないのです。
だから聞かれれば答えていたのですが、最近、あまりにも色んな人に聞かれるので、ちょっと記事に書いてみたいと思います。
日曜日だし、たまにはこういう記事もいいよね?
きっと長くなると思うので、「どうしてはまったのか?」と「抜け出すきっかけ」は分けて記事を書きます。
今日は「なぜ、はまったのか?」編です(笑)
フリーで稼ぐなんて、人脈かコネがないと無理!
私が最初にキラキラ起業女子を知ったのは、2015年の終わり頃。
多分、当時はキラキラ起業女子という名前は付いていなかったと思います。
ちなみに、私が最初に「引き寄せの法則」という言葉を知ったのも、この頃です。重なる時は重なるね。
その頃、私は会社を辞めて、キャリアコンサルで独立しようとは決めていたものの、実際にどうやってビジネスを軌道に乗せたら良いのかわからなかったのです。
私の周りにはフリーで活動している人もたくさんいて、色んな人に話しを聞いたんだけど、リスクのことばかり話すので、イヤになっちゃったの。
「フリーで稼ぐなんて、人脈かコネがないと無理だよ」
「キャリアコンサルなんて、絶対に稼げない」
と言われたことも1度や2度ではなく・・・
今思えば、夢見がちな私に対して、「落ち着け!地に足をつけろ!」と言いたかったんだろうなと思うけれど、当時は、すごく嫌でね。
本屋さんで起業や独立に関する本を探しては見るものの、どれも軌道に乗せるまでに最低3年、普通は5年かかる!とか書かれている。
正直な話、「えっ?そんなに我慢なんて出来るわけがない」と思っていたわけです。
そこで、ネットであれこれ検索してみることに。
そうしたら、起業して1年とか2年とかなのに、ガンガン稼いでいる人のブログがたくさんヒットしたんですね。
それが、キラキラ起業女子との最初の出会いです
私の価値感と対極にあったからこそ惹かれたキラキラ起業女子
えっ、軌道に乗せるまでに最低3年もいらないじゃない!
こんなに短期間で稼いでいる人がいるんだったら、私にもできるんじゃない?!
最初にキラキラ起業女子のブログを見た時に、そう思っちゃったのよ(笑)
そこからは、ひたすら毎日、キラキラ起業女子のブログを探して読み漁る毎日。
とはいえ、雨後の竹の子のように、キラキラ起業女子が出て来るのって、2016年がピーク??と思うので、まだ数が限られていたはず。
今のキラキラ起業女子コミュニティのトップに君臨するような人たちが、積極的に活動していた頃です。
どの人も口をそろえて
OL時代はパッとしなかった私。(派遣OLだったり、アルバイトだったり)
でも、イヤなことや頑張ることをやめたら、あっという間にOL時代の収入を超えました!
と言っている。
最低3年、普通は5年に対しては、「そんなに我慢できない」と思った私でも、さすがに1年や2年は、頑張らないとダメだろうなとは思っていたんですよ。
それすら、あっさりと覆されるキラキラ起業女子の宣伝文句。
ひとりだけが言っているなら「たまたまでしょ?」と思うのに、誰も彼もが同じことを言っているんだよ。
えっ?!そうなの??それが正しいの???
元来、お人好しで、あまり人を疑わないうえに、まさかこんなところでウソなんて付くわけないよね?という謎の思い込みが発動し、どんどんその世界が「正しい」と思うように。
思い込みって怖いよね。
ほんと、思い込みは怖い(大事なことなので2度言います!)
私はずっと「頑張らないとうまくいかない」「お金は頑張って稼ぐもの」と思っていたし、そうやって20数年間、アホみたいに仕事してきたので、それとは対極にある価値感に惹かれちゃったのです。
当時から金額が高すぎて、ハマりきれなかったキラキラ起業女子
たった数ヶ月で稼げるようになるなら、3年も下積みする必要ないね!
よし、私もそういう人に教わろう
そう思って、キラキラ起業女子たちのセミナーや起業塾の値段を調べ始めたのですが・・
高い、高すぎる!!!
2015年末ぐらいって、まだ100万を超えるような起業塾や起業セミナーはなかったと思うけれど、それでも50万とかが当たり前のように提示されている。
私は、集団で教わるよりマンツーマンで教えてくれる人を探していたので、その条件にすると、さらに選択肢が少ない。
だから、キラキラ起業女子ど真ん中の人に教わるのは諦めました。
でも、やっぱり気になるキラキラ起業女子。
その頃には、「引き寄せの法則」やスピリチュアルにもガッツリはまっていたので、単発セミナーとか本とかDVDとか、色んなグッズとか買ってましたね。
一度にドーンとキラキラ起業女子に使うことはなかったけれど、ちまちま買ってたので、ちりも積もれば山となるです。
キラキラ起業女子に憧れたのは、自分に自信がなかったから
頑張らなくてもうまくいく
好きなことだけやっていたら稼げる
ご自愛すれば、全て手に入る
願えば叶う
今振り返ると、20年も会社で働いて、仮にも管理職までやったのに、何を血迷った??と思うのですが、当時は本当にそう思っていたし、そんなことが書いてある本が私の本棚に並んでましたね(笑)
自分に自信がなかったんです。
会社員の頃は、会社にいわれたことをやって結果を出せば認められるし、評価もされる。
そして、私はそれがとっても得意だったのです。
でも、会社という後ろ盾がなくなり、言われたことをやっていれば評価してくれる人もいなくなり、「古賀ちぐさ」という個人で立っていかなくちゃいけなくなったことに不安を感じていたのです。
管理部門長という肩書がなくなった私には、何が残っているんだろう?
こんな私を必要としてくれる人はいるのかな?
私、会社を辞めたら、何も持っていないんだ・・
当時はそれが怖くてよく泣いてましたね。
普通は、会社を辞めて独立する!と決める前に、ちゃんと考えて向き合っておかなければいけないことだったと思うのですが、気づかなかったんですね。
そんなどん底状態の私にとって、キラキラ起業女子が発信する内容は、甘いお菓子のようでとっても心地が良かったのです。
きっと、今、キラキラ起業女子にはまってしまう人も、当時の私と同じような気持ちなんじゃないかな?
今いる場所に不満があったり不安があったりして、それを救ってくれるのが、「起業」という方法なんだと。
起業女子コミュニティで、お互いに褒め合うことで、自信のない自分をごまかしたり、承認欲求を満たしているんじゃないかと思うのです。
でも、それは大きな間違いだし、何も解決しないんですよね。
結局私が、キラキラ起業女子にハマった期間は8か月ぐらいかな?
その後、2か月ぐらい最後のあがきをしてたので、完全に足を洗うまでの期間は10か月ぐらいですね。
あんなに憧れたキラキラ起業女子でしたが、あるセミナーをきっかけに一気に目が醒めました。
そのセミナーはなんだったのか、どうして目が醒めたのかは、また次に書きますね。