「好きなことを仕事にしよう」
「天職をみつけよう」
どちらも相変わらず、いろんなところで見かけるフレーズですね。
そして私はこの2つを「仕事の楽しさを伝えるフレーズ」ではなくて「呪いにかける悪魔のフレーズ」だと思っています。
私は「好きな事を仕事にしなくてもいい」派でもあり、「天職なんていらない」派でもあります。
好きなことを仕事にできたり、天職だと思える仕事に出会えたなら、それはステキなことだけど、別にそうじゃなきゃいけないわけじゃないし、そうじゃなきゃ仕事を楽しめないわけではない。— 古賀ちぐさ@バリキャリ女性のWork&Lifeプロデューサー (@LibertyWoman2) October 9, 2019
ツイートに書いていますが、好きなことを仕事にできた!天職と思えるような仕事が見つかった!というのは、とってもステキな事だと思います。
それを否定するつもりは全くありませんし、自分にとって天職とも思える仕事に出会って、イキイキと働いている人はキラキラ輝いているなとも思います。
そうではなくて
「好きなことを仕事にしなければいけない」
「天職を探さなければいけない」
と思わせてしまうのがイヤなんですよ。
だって仕事なんて好きなことじゃなくたってやりがいを持てるし、天職じゃなくたって楽しむことはできますから。
「好きなことを仕事にしなければいけない」
「天職を探さなければいけない」
という言葉で誰が潤うのか?と言えば、この言葉を唱えて、この言葉でサービスを提供している人たち。
迷子の人たちがたくさんでてくるんだもの。
私のサービスを買えば、このサービスを使えば、「好きなことが仕事になります」「天職が見つかります」
どうしていいかわからず迷子になっている人たちが、すがりたくなる気持ちはとってもよくわかります。
そしてそのサービスを受けて本当に、好きなことが仕事になったり、天職が見つかったりするのであれば、それは全然問題はありません。
だけど迷子の人が減らないってことは、見つかってないってことだよね?
それにね、仕事って「仕事にして終わり」「見つけて終わり」じゃないわけです。
当たり前ですが、そこからが本番ですよね。
「仕事として」続けられるのか
ここがとっても大きいと思うのですが、「好きを仕事に」「天職を見つけよう」が好きな人たちは、その視点がスッポリと抜け落ちているように感じているんです。
好きなことを仕事にしたんだから、やり続けなければいけない
天職を見つけたはずなんだから、これを天職だと思い続けなければいけない
もしこんな風に思っているんだとしたら、すごくつらいことだと思う。
仕事は好きなことなじゃなくたっていいし、天職なんて見つけなくてもいい。
何度も言いますが、好きなことじゃなくたって、天職じゃなくたって、仕事を楽しむこともできるし仕事にやりがいを持つこともできる。
仕事にどんな意味づけをするかは自分次第です。
ちなみに私は、今の仕事を好きなことを仕事にしたのか?と聞かれたら違うし、天職か?と聞かれたら「わからない」と答えます。
よくある「◯億円もらっても、この仕事を続けるか?」と聞かれれば、「やめるかもね」です(笑)
働くことそのものは好きなので働き続けはすると思いますが、今の仕事かどうかはわかりません。
だって資金があるからこそ、できることだってあるからね。
だからといっていい加減に仕事してるわけじゃないし、イヤイヤやってるわけでもありません。
今の仕事にやりがいと責任感を持っています。
それでいいんじゃない?
天職なんて見つけようとする必要はないんですよ。
見つかったらラッキーなんです。
1年前にも似たような記事を書いていました(笑)
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