【第2回】私の大きな武器は気持ち。誰よりも大きな夢が私にはある(後編)

前編はこちらから。

生活も苦しく、練習を重ねてもなかなか技術も上達しない、「もうネイリストなんて辞めてしまおうか・・」と思ったHanaさんに、お母様が放った衝撃なひとこと

 

「ネイルサロンをやらないなら家から出ていきなさい!」

 

Hanaさんは、どう感じてどう行動したのでしょうか?

Hanaさんがどうやって都内に3店舗を持つオーナーになっていったのか、そして、これからのHanaさんの熱い想いについてお届けします!

やらない選択肢なんてある?という友だちの一言が、背中を押してくれた

─サロンをやらないなら出ていきなさい!って強烈ですよね。Hanaさんはどうしたんですか?

「出ていきなさい」と言われても、やりたくなかったです。

だって、ネイルサロンの経営なんて大変そうじゃないですか。だからとにかく反抗しました。

友だちにも相談しました。それは、賛成して欲しかったからではなくて、反対して欲しかったから(笑)

友だちに止められたら、「ほら、やっぱり無理でしょ」と言える気がしたんですよね。

 

─なるほど。お友だちは、Hanaさんの希望どおり反対してくれましたか?

それが、全く逆で

「えっ?やった方が良いに決まってるじゃない。何でやらないの?やらないなんていう選択肢ある?」と言われてしまって(笑)

私のほうが「えっ!?」っていう感じです。

 

当時、私は自分に自信がなかったんでしょうね。

だから自分には無理だと思っていたけれど、友だちは「Hanaなら出来るよ。応援するから頑張れ」と言ってくれた。だったらやれるのかもしれないって思ったんです。

気付けば母に「やります!」と言っていました。

 

─信頼できる友だちの一言って、すごく勇気が湧いてきますよね。

そうですね。

あのとき、友だちが「出来るよ。頑張れ」と言ってくれなかったら、もしかしたら、今の私はなかったかもしれません。

「まず、銀行に行ってお金を借りてきなさい」

─華さんのお尻を叩いたお母様も、喜んで支援してくだったのではないですか?

最初に言われたのが、「まず、銀行に行ってお金を借りてきなさい。」だったんです(笑)

自分がやりたいと思っている事業について、ちゃんと相手が納得できる説明をして、お金を借りてこいと。

それができなければ、サロン経営なんて無理だからって。

 

─おお、お母様、なかなか厳しいですね(笑)

はい。『応援』はしてくれるけれど、『支援』はしてくれないんだなって、現実を知りました(笑)

それと同時に、もう30歳になるんだから、自分の人生に言い訳をしてはいけないんだ、ということも知りました。

でも、実際に事業計画書を作ってみたら面白くて。

 

─どんなところが面白かったんですか?

自分で全部決められることが面白かったです。

そしてその思いが相手に伝われば、相手も行動で返してくれるんだなと。

 

─無事にお金も借りられたんですね(笑)

はい(笑)

自分みたいな疲れたOLに来て欲しい。癒やされる場所を作りたい

─どんなお店にしようと思ったんですか?

「自分みたいな疲れたOLに来て欲しい。癒やされる場所を作りたい」

最初のお店は、ただそれだけの思いで作りました。

どんなネイルサロンを作ったら、癒やされたいOLが来てくれるのか、たくさんネイルサロンを回って考えました。

 

─他のネイルサロンに行って、どんなヒントを得たんですか?

当時は今のようにジェルではなくて、ポリッシュ(マニキュア)が主流だったんです。

ポリッシュって乾くまでに時間がかかるのに、塗ったらすぐに追い出される。私はそれが嫌だったんです。

 

「私のサロンでは、乾くまでゆっくりしてもらうんだ!」

 

そう決めました。どうやってゆっくりしてもらおうかな?と考えたときに、私自身、お酒が大好きなので、「そうだ!ネイルが乾くまでの間、お酒を楽しんでもらえたらいいんだ」と閃いたんです。

そこから、「Bar×ネイル」というコンセプトが生まれました。

 

─『ネイルサロンではポリッシュを乾かせない』という当たり前を逆手にとったんですね。実際、すぐにネイルのお客様が来てくれたんですか?

ネイルサロンはあちこちにあるから、それぐらいしないと来てもらえないじゃないですか。

でも、最初は全然ネイルのお客様が増えませんでした。お店をオープンして1年は、常連のお客様がただ飲みにくるだけで、ネイルをしたのは両手で数えられるほど。

なかなか甘くはないなーと思ったことを覚えています。

 

─そこからどうやってネイルのお客さまを増やしたのでしょう?

ひとつは、常連の男性客に「ネイルのお客様に来て欲しい」という話をしました。そうしたら、お客様が女性を連れて来店してくれるようになったんです。

もうひとつは、リクルートが当時発行した、「L25」というフリーペーパーに掲載されたことが大きかったです。

お客様の中にL25の編集をしている方がいて、最初はお断りしたのだけれど、「記念になるし」と言われて承諾したんです。

ほんの少し掲載されるだけかと思ったら、見開き2ページにドーンと!

びっくりしたけれど、その日を境に今までいらしたことのない、女性のお客様がたくさん来てくださるようになって。しかも、全員がネイル希望!

ネイルを塗りながら、すごく嬉しかったことを覚えています。

自分の働く場所を作ろうと思ったら、店舗が増えていた

─その頃から、店舗を増やそうと思っていたんですか?

ご縁があって新しい場所に店舗を移したけれど、数を増やそうとは思っていなかったんです。むしろ増やしたくなかった。

でも、f’bloomで働きたいと思ってくれる人が増えて、気づいたら自分がネイルをする場所がなくなっちゃって(笑)

ネイリストとして働きたいのに働けない。だったらどうする?と考えて、自分が働くために店舗を増やしました。

 

─Hanaさんは常に「どうしたら出来る?」という発想なんですね。その原動力はなんでしょう。

私、変わっているんですよ。新しいものを生み出すのがすごく楽しいし、それを伝えて共感してもらうのも楽しい。

それにやりたいことは、絶対にやりたいし諦めたくない。

その気持ちだけで、ここまで来たような気がします。

「普通のネイリストとは違う」と言える人を増やしたい

─では、最後にHanaさんの今後の夢を教えてください。

夢は2つあるんです。サロンオーナとしての夢と個人としての夢。

まずサロンオーナーとしては、店舗を5店舗に増やしたいです。

 

─あれ?店舗を増やす気がなかったはずなのに、今は増やしたいんですね。

はい。

f’bloomで働いたら面白そうと思って貰える人を増やしたい。f’bloomはダイヤモンドネイルを売りにしていますが、まだまだダイヤモンドネイルを施術できるネイリストは少ないです。

 

ダイヤモンドネイルが出来るようになれば、出来ない人よりもお給料をアップしてあげられる。

特別な技術だからこそ、他のネイリストとの差別化もできる。

短時間しか働けないネイリストでも、自分の技術で高いお給料を得ることが可能なんです。

 

そのためにも、ダイヤモンドネイルが出来る場所を増やしたいし、ダイヤモンドネイルが施術できるネイリストを増やしたいと思っています。

ネイルサロンでの「初めて」の日を作りたい

─Hanaさん個人の夢は何ですか?

「初めてネイルサロンにいく人だけの日」を作りたいです。

ネイルサロンって、特別な場所だと思われがちですが、そうではなくて気軽に足を運べる楽しい場所だと感じてほしいんです。

勇気を出してネイルサロンに行って、嫌な思いをしている人も大勢います。

そういう思いをした人は、もう2度とネイルサロンには行かなくなってしまうんです。それが残念だなと。

 

─それは「初めての人」専用サロンを作るということですか?

いえ、そうではなくて、既存の店舗で毎月1回「初めての人の日」を作ろうと思っています。

ネイルサロンに行きなれている人、色んなデザインを楽しみたい人は、f’bloomの優秀なスタッフが担当するのがベストだと思っています。

 

初めての人に良い思い出を作ってもらうこと。それが私がやるべきことだと感じています。

 

─初めての日は、本当にネイルサロンが初めての人だけのものですか?

「初めて」のレベルは何でもいいです。

ネイルサロンが本当に初めての人も、ダイヤモンドネイルが初めてという人も、ネイルサロンでお手入れすることが初めての人でも・・

 

新しいことをやってみたいと思う人を応援したいんです。

そして、出来ることなら「初めて」をきっかけに、他のサロンでも良いから、気軽にネイルサロンを楽しんでくれると嬉しいです。

 

─Hanaさんのチャレンジは、これからも終わらないですね

はい。私には誰よりも大きな夢があると思ってます。それを叶えるのがすごく楽しみです。

でも、私ひとりでは夢を叶えられないのも知っているので、仲間もどんどん増やしていきたい。

私はルフィ(マンガONE PIECEの主人公)なんですよ、きっと。

 


取材中、何度も「私には夢がある」「気持ちだけは誰にも負けない」と言っていたHanaさん。

チャレンジすることは怖くないですか?と聞いたら、「やらないで諦めることの方が怖い。失敗したら、またやりなおせばいいじゃないですか!」とアッケラカンと答えてくれました。

 

私自身もそうですが、つい失敗を恐れて出来ない理由ばかりを探してしまいがち。

Hanaさんの「失敗したら、またやり直せばいい」という言葉のとおり、少しずつでもチャレンジすることで、自分が目指すキャリアが作られていくし、社会の中で輝き続けられるのだと思います。

 

Hanaさんがオーナーをされるネイルサロンf’bloomの詳細はこちらをご覧ください。

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