先日、こんな記事を書きました。

 

単なるTodoリストでは「その他大勢」から抜けられない

 

この記事に追加して、メルマガでは、「その仕事には、どんなリターンがあるのか?」を考えことが大事だということを書きました。

 

そうしたら、メルマガ読者からこんな感想が届いたの。

 

うちの場合は、「重要」かそうでないかの基準が皆違っているのだと思います。
立場によって違うのは当然とは思いますが、同じ会社にいる以上は最終目標は同じであるはず。
ならば長期的に見たら何を重要視すべきかは見えてくるはず。
なのにバラバラ。(読者からの感想より抜粋)

 

うん、うん、よくあるよね。

「重要かどうか」「緊急かどうか」この基準が人によって違うこと。

実は、同じことを別のクライアントから聞かれたこともあります。

 

でもね、私は「基準は人によって違う」ことが大前提だと思うのです。

 

同じ会社にいたら最終目標は同じなのか?

 

いただいたメールに「同じ会社にいたら、最終目標は同じはず」と書いてありますが、実は、ここが大きな落とし穴。

 

同じ会社にいたら、本当に最終目標は同じなんでしょうか?

 

私は、同じ会社にいても、最終目標はそれぞれで違うと思っています。

 

ある人にとっては、会社そのものには何の思いもなく、毎月自分のお給料が貰えれば良いかもしれません。

またある人にとっては、「自分にとって」おもしろい仕事ができれば、それで良いと思うかもしれません。

もちろん、良いものを提供したい、この会社が好き!という人もいます。

 

最終目標が違うから、「どの仕事が重要か」も人それぞれで基準が違うんですね。

 

最終目標が揃えば良いのでしょうが、揃えるのって難しいと思いませんか?

だって、そもそも発想が全く違うのに、ゴールだけ揃えるってハードル高いですよね。

 

管理職と一般社員でも違うし、社長と中間管理職でも違う。

社歴が古い人と新入社員でも全然違います。

 

先日、管理職を目指しているクライアントから、こんな質問をされたんです。

 

「ちぐささん、管理職になるには会社に対して、深い思い入れがないとダメなんですか?」

 

実は、このクライアントの上司が、会社の立ち上げ時期から携わっていた方で、会社に対する思い入れが強いんですって。

だから、自分の部下にもそれを求めるし、会社への思い入れが管理職には必要なんだと思っているらしいのです。

 

私は何と答えたかというと・・

 

「そんなのいらないよ」です(笑)

 

もちろん、会社のことが大キライだとか、こんな会社なんて、なくなってしまえと思っているなら話は別。

ただ、そうでなければ、深い思い入れがなくても管理職はできますし、やっている管理職は大勢います。私が管理職をしていたときも、会社に深い思い入れがあったかと言えば・・そうではありません。

 

管理職に対する考えかただって、同じ会社にいても人によって違うわけです。

ということは、「同じ会社にいるから最終目標が同じはず」というのは、さらに難しいんじゃないかな。

 

たったひとつだけ、共通認識にできる最終目標

 

最終目標は、絶対に同じにならないのか?

 

私はたったひとつだけ、同じ最終目標に出来るものが存在するのではないか?と考えています。

 

それは『会社が存続し、成長し続けること』です。

 

良い商品を売ろうとか、顧客に価値を提供しようとか、No.1企業になろうとか、いわゆるキャッチコピー的なものは、「同じ最終目標」には、なりにくいと思っています。

 

それは、さっきも書いた通り、ひとりひとり考えている事や、会社に求めているものが違うからです。。

 

そんな中で、どうして『会社が存続し、成長し続けること』が共通目標になり得るのではないか?と思ったかというと、その会社がなくなったら、自分の望むものを手に入れることが出来なくなるから。

 

例えば、毎月のお給料がもらえれば良いと思っている人。

会社がなくなったら、お給料はもらえませんよね?だから、会社は存続し続けて欲しいはずです。

 

自分にとっておもしろい仕事ができれば良いと思っている人。

会社がなくなったら、その面白い仕事はできなくなります。だから、会社は存続し続けた方がいいですよね。

 

会社が好き!という人は言わずもがなです。

 

もちろん、他の会社に転職すれば、自分の望むものは手に入るかもしれないけれど、できれば、今の環境で手に入れ続けたいですよね。

 

重要な仕事かどうかの判断基準は、「それでどれぐらい売上上がるの?」「どれぐらい利益がでるの?」

 

会社が存続し、成長し続けることを最終目標とするなら、重要な仕事かどうかの判断基準は、ものすごく単純です。

 

その仕事をして、どれぐらい売上があがるの?

その仕事をして、どれぐらい利益がでるの?

 

たったこれだけ!。

かけた時間や労力に対して、返ってくるリターンが大きいなら、それは重要な仕事だし、リターンが少ない、もしくはないのであれば、それは重要ではない仕事です。

 

それぞれの事情を考慮していたら、「重要かどうか」の判断基準は、人それぞれで変わって当たり前。

 

だいたい「やりたいか、やりたくないか」で「重要かどうか」が決まったりすることだってありますから。

 

でも、売上がどれぐらい上がるのか、利益がどれぐらい出るのかは、数字で表れるから分かりやすいですよね。

 

短期視点と長期視点の2つの視点を持つこと

 

売上を上げること

利益を出すこと

 

短期的な視点だけで見れば、力技でも何とかなります。でも、長期視点で見たら、力技では立ち行かないですよね。

 

無理な労働をさせれば、社員は疲弊します。

疲弊すれば生産性も落ちるし、モラルも低くなります。

生産性が落ちてモラルが低くなれば、売上も利益も落ちていきます。

売上や利益が落ちれば、優秀な人からどんどんと抜けていきます。

ここから先は負のスパイラル。行き着く先は「事業縮小」「買収」最悪の場合は「倒産」となるはず。

 

最終目標は『会社が存続し、成長し続けること』なのだから、長期視点は絶対に忘れてはいけません。

 

その仕事をして、どれぐらい売上があがるの?

その仕事をして、どれぐらい利益がでるの?

 

この視点で重要度をはかる時には、「短期的」なのか「長期的」なのかも、一緒に考える必要があるということです。

 

重要だけれど緊急ではない仕事

 

以前の記事でも、一番大事だと書いたけれど、長期的視点がないと、ここはいつまでたっても手付かずになりがちなところ。

いかに、この領域に時間と労力を避けるかで、結果は大きく変わります。

 

こんなに単純にはいかないよ・・と思うかもしれないけれど、実はこれぐらい単純に考えた方が、うまくいくこともあるんですよ。

 

最初はこれぐらい単純に考えて、そこから、それぞれの会社での「重要度」の基準を少しずつ考えていったら良いと思います。

 

だって、どんなに立派なお題目を唱えたところで、売上が上がらない会社、利益の出ない会社は、存続し続けられないのですから。

 

 

私の肩書は2級キャリア・コンサルティング技能士ですが、企業で組織開発の仕事をしていること、管理職やリーダー的役割を担っているクライアントが増えたことから、チーム作りや組織づくりに関する相談を受けることも増えてきました。

 

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