最近、色んな人と話をしていて、しみじみ思うことがあります。それは、「仕事がデキる人は、皆、想像力がある人だな」ということ。

 

ここで言う『想像力』とはファンタジーとは違います。

浮世離れしたことをどれだけ考えられるか?ということではなくて、

 

  • この仕事は何のためにするのか
  • これをすることによってどんな影響があるのか
  • 相手が言おうとしていることは何なのか
  • 相手に分かるように伝えるにはどういたらいいのか

 

こういったことをどれだけ考えられるか?です。

私はこれらは才能ではなくて、訓練で身につけられるんじゃないかと思っているのです。

 

でも、残念ながら訓練してこなかった人が多いように感じています。

最近の若者は・・ではありません。、社会人になって20年経っても、30年経っても想像力が欠如している人たちは大勢います。

 

そして、そういう人たちは、たいてい伸び悩んでいるんですよね。

だけど、自分がどうしたら良いのか分からない。

社会人経験が長い分、プライドもあるし、今さら出来ないとも言えない。

 

そんな人たちを見るにつけ、やっぱり早いうちから想像力を養う訓練ってしておいた方が良いなーと思うのです。

 

なぜ?が考えられないと、単なる作業者からは抜け出せない

 

仕事の場で想像力が欠如している人は、「なぜ?」という目的を考えることが苦手です。

 

どうしてその作業をするのか?

依頼した人は、何を求めているのか?

どういう結果を出したら、相手が満足するのか?

 

これらを全く考えないんですね。もちろん、仕事を頼む側が、その仕事の目的を伝えることは大切です。

でも、いつもいつも丁寧に説明してくれるとは限らないですよね。

 

だから自分で考えるクセをつける。

「1から10まで事細かに作業内容を伝えないと出来ないのか。そうか、全く自分では考えないのか・・」と思う人がいますが、正直に言えば、重要な仕事は頼むのを躊躇します。

 

新卒や若手なら、まだ慣れていないんだろうなとか、初めての経験だから仕方ないなと思います。

でも、社会人10年目やら20年目、ましてやそれ以上の人なら、「頼むから、これぐらいは自分で考えて・・」と思われても仕方ないんじゃないかな。

 

こういう些細なところから、信頼度って下がっていくんですよね。

 

仕事は、必ず「なぜそれをするのか」という目的があります。

当然ですが、それをすることで、どんな結果を得たいのかというゴールもあります。

 

これらを考えられなければ、やっていることは単なる「作業」です。

単なる作業者の状態を何年続けても、一定以上の評価を得ることは難しいはずです。

 

正解を出すことよりも、想像して考えることが大事

 

マジメな人は、「この仕事の目的は何?」「なぜ、この作業をするの?」と聞くと、一生懸命正解を探そうとします。

 

もちろん、それも大事なことです。

でも、それよりも大事なことは、『想像して考えてみる』こと

 

いきなり正解なんて出せなくて当たり前なのに、一生懸命正解探しをするから、正解が分からずにどんどん萎縮してしまうんです。

 

そうではなくて、「相手はどんなことを望んでいるのか?」「この仕事でどんな結果が欲しいのか?」を自分なりに考えてみること。

そして、考えたことを相手に伝えること。

 

いくら想像力が大事とは言え、想像は想像でしかないですからね。

相手が本当にそれを望んでいるのか、その仕事で必要とされる結果に齟齬がないか、確認する必要があるわけです。

 

そこで、「いや、そうじゃない」とか「そうそう、そういうこと」というフィードバックをもらえれば、それを次の機会に活かせば良いですよね。

 

私が想像力は訓練だよと言うのは、この繰り返しだからです。

 

読解力を身につけることは、必要不可欠

 

自分で考えるクセをつけて、相手からフィードバックを得る機会を増やしていくと、仕事で必要な想像力を養うことはできると思います。

 

実際に私のクライアントは、私とのセッションで

 

どうしてそう思うの?

なぜ、それをするの?

その目的は何?

 

と聞かれ続けるので、どんどん自分で考えるクセがつくし、「何を求められているのか?」を想像する力がついています。

想像する力をつけて、それを実際の仕事で活かしているので、もちろん評価も上がっています。

 

ただね、考えるクセをつけるだけでは足りないことがあって。

それが「文章を読む力」です。読解力ってことですね。

 

今って、メールのやりとりが多いですよね。仕事もメールで依頼されることの方が多いかもしれません。

すると、文章を読む力って、とても大事になってくるのです。

 

文章を読み解く力をつけるのに、私がいつもオススメするのは「本を読む」こと。

それもビジネス本や自己啓発本ではありません。小説を読むことをオススメします。

 

なぜなら、小説はビジネス本や自己啓発本に比べて、圧倒的に語彙が豊富です。

読解力をつけるには、語彙が豊富であることも大切です。

 

だって、言葉を知らなかったら、その意味も分からないでしょ?

特に最近のビジネス本や自己啓発本は、どれも似たような言葉で似たようなことを書いているし、分かりやすくするために平易な言葉をつかっているので、語彙を増やしにくいんですよね。

 

まぁ、横文字を覚えるには良いのかもしれませんが、別に「アジェンダ」なんて言葉を使わなくても、「議題」で良いですよね(笑)

 

小説をオススメする2つ目の理由は、自分の言葉で感想を考えやすいからです。

ビジネス本や自己啓発本は、「役に立った」とか「勉強になった」とか「もっと頑張ろうと思った」とか、どれも似たり寄ったりの感想になりがち。

 

でも、小説は読んだ人の数だけ感想があると思っています。

ポイントは、「自分の言葉」で感想を考えること。できれば簡単で良いからノートなどに書いてみるといいですね。

 

想像力がある人というと、つい不思議ちゃんを思い浮かべてしまうかもしれないけれど。

仕事をする上でも想像力は必要不可欠。

自分には想像力が足りないかもしれないなと思ったら、少しずつ訓練をしてみてくださいね。