
WordPressでブログを書き始めてもうすぐ2か月。
その中で、一番読まれているのがこの記事。
起業女子鉄板のファンビジネスについて、目指すのはそこじゃないよね?と書いた記事です。
一時期よりも誰でも起業!というのは減ったような気がするし、
「誰でも簡単に稼げます」
「頑張らなくても大丈夫」
とあれだけ煽っていた人たちが、「起業初期は泥臭く活動しました」「最初は頑張ることも必要です」と言い始めましたからね。
ええええ・・・と思っている人も多いんじゃないかな。
それでも、まだまだファンビジネスは顕在ですよね。
ただ、ファンビジネスってやっぱり先はないよなーと思うのです。
最初に友人・知人に買ってもらうのは悪いことじゃない
最初に知り合いに買ってもらうのは悪くないし、頑なに否定するのは違う。でも、それって「ご祝儀」的な意味合いだよね。
そこから抜けきれずに仲間内でしか売れないから「ファンビジネス」って言われるんだよ。
これを言えるのは、仲間以外の人に作品が売れてからじゃない?https://t.co/MHiyzogSHo— 古賀ちぐさ@ワークスタイルコンサルタント (@LibertyWoman2) January 9, 2018
ファンビジネスに先はないよ・・とは思うものの、いきなり全く知らない方に商品が売れるかというと難しいですよね。
blogやTwitter、FacebookなどのSNSが発達したことで、認知活動もすごく楽になったとはいえ、「あなたはいったい誰?」「何をしている人なの?」が分からなければ買ってはもらえません。
無料のモニターですら、なかなか人が集まらない
という話も聞いたことがあります。
そんな時に友人や知人が買ってくれたら嬉しいですよね。
だから、「友人や知人に買ってもらうこと=ファンビジネス」と揶揄するつもりはありません。
でも、友人や知人が買ってくれるのは、あなたの提供するサービスが好きとか、クオリティが高いと思っているから・・ではないことをちゃんと認識してなきゃダメです。
最初に買ってくれるのは「独立おめでとう」のご祝儀と一緒。
ここを勘違いすると、友人、知人、あるいはコミュニティ内の仲間にしか売れないということに。
ファンビジネスの一丁上がりです。
ファンビジネスから「いち抜けた」するために必要なこと
私のクライアントは起業女子ではないので、元々ファンビジネスとは縁遠いのですが、それでも気をつけていることが2つあります。
特定のコミュニティに依存しないこと。
自分と違う考えかた、価値感に触れた時に条件反射でブロックしないこと。
特定のコミュニティに関しては、去年の前半で遠ざかることにしました。
特定のコミュニティに依存すると考えかたは偏ります。
起業女子の場合、その多くは起業コンサルを頂点としたコミュニティですよね。
ということは、どうしても「起業コンサルの考えかた=そのコミュニティの考え方」になるのは避けられません。
特にFacebookは、なかなか反論を書きにくいし、共感コメントばかりがあふれかえる特殊な世界。
コミュニティの中で、「皆でセミナーやお茶会に参加し合う」「タグ付けしあって紹介し合う」ことが是とされていると、それが当たり前だと思ってしまうのです。
だから、コミュニティの中で仲良しのお友だちを作りたい!というのでなければ、さっさと特定のコミュニティから抜け出すのが得策。
そもそも、女子校的なノリは、その世界の外にいる人から見たら異様だしね。
そしてもうひとつ。
自分の考えや価値感に触れた時に、条件反射のブロックをしないこと。
さっきも書いたとおり、Facebookは同じような価値感だけの人だけでコメントし合う傾向があります。
だから、TLを見ても同じような投稿がずらりと並ぶんだよね。
その一方でTwitterは玉石混交で色んな価値感が飛び交ってます。
私自身は、自分が興味のある人しかフォローしていませんが、Twitter内の有名人の投稿は、誰かしらがリツイートしているので、目に入ってくるんですよね。
確かになぁと思うものから、いやいやこんな言い方はないんじゃない?と思うものまでバラエティ豊か。
元々、自分に対してでなかったとしても、批判を見るのは好みじゃないです。
「人それぞれなんだから、いいじゃない」と思うタイプ。
だから、今までの私なら自分の好みの投稿だけが流れるように、自分の価値感と合わないものは全てブロックしていたはず。
でも、そうやって条件反射で対応するのをやめました。
なぜなら、自分の価値感だけが正しいと思い込んでいると、人としての幅が狭くなるし、出会えるはずのクライアントとも出会えなくなるから。
ファンビジネスって、結局は、周りにYESマンだけを集めるということ。
違う考えは全部排除するんだから、必然的にそうなりますよね。
私はそこから抜け出したかった。
もちろん、私のサービスを受けてもらうということは、私の発信していることに共感してくれたり、納得してくれたりするということだから、価値感が近いということではあるけれど。
ちぐささんのこの考えかたは、私と同じ。
ちぐささんのこの考えかたは、自分とは少し違う。
違う考えかたがあったとしても、発信している内容や姿勢が納得できるから、サービスを受けてみよう
そう思ってもらいたいのです。
それをするには、色んな価値感や考えかたに触れる必要があるし、自分とは違う考えかたや価値感に触れた時に、「私はどんな風に考えるだろう」と自問自答することが必要なんですよね。
「自分と違う意見は全部アンチ」
「価値感が同じ人が集まってくれるから、自分と合わない意見はブロックしていい」
誹謗中傷や言いがかりじゃない?ということなら、ブロックすればいいけれど、お金を払わなくても、自分を成長させてくれる良い機会を自分から手放すってもったいないんじゃない?
代わり映えのしないコミュニティの中で、同じ価値感や考えかたにしか触れない。それでいてファンビジネスはやりたくない・・は無理だと思いますよ。