夏になる前、Twitterでちょっとつぶやいた「等身大の働く女性インタビュー」
私の都合でなかなか進んでいなかったのですが、今月中には第1回目のインタビュー記事をアップすることができそうです。
第1回目は私の継続セッションを受けているクライアントにお願いしたのですが、彼女の取材をしている時、すごく印象的なコメントがあったんですね。
「1日8時間、10時間いる場所だから、疲れるけれど毎日嫌な思いをしたくないし、悲壮感を漂わせたくないし、周りにもそういう思いはさせたくない。だったら、今、自分ができることをやった方がいいな、と考えた」
というコメント。
これは本当に大切なことです。
「キャリアを作る」や「キャリアを考える」と言うと、「好きなことを仕事にしよう」とか「天職を見つけよう」なんて話になってしまう事が多いのだけれど、本当に大切なことはそこではないと思うのです。
私はずっと言い続けているのですが、理想のキャリアを作るには、
- 理想を描いた上で
- 今、自分ができることを全力でやる
この2つは欠かせません。
でも、多くの場合「理想を描く」のあとに「現状の不満をあげつらう」ことに意識が向いてしまいがちです。
残念ながら、これではいつまでたっても、自分のキャリアを作ることはできません。
なぜなら、キャリアとは誰かや何かが作ってくれるわけではなく、「自分で」作りあげていくものだからです。
話がちょっと逸れましたが、自分のキャリアを作る上でも、私のクライアントが話していた
「今、自分ができることをやった方がいい」というのはとても大事なのです。
時間は平等に流れるけれど、成長の度合いは平等ではない
1日24時間は誰にでも平等にやってきます。
誰かが20時間で、誰かが30時間ある・・わけではありません。
そして、サラリーマンであれば、1日24時間のうち8時間前後は、会社で仕事をしていますよね。
例えば、ある2人が会社の中で8時間を過ごすとしたら、「8時間」という時間はどちらも同じです。
でも、その8時間がそれぞれの人にとって、どんな意味を持つか?は同じではありません。
ある人にとっては、前向きな意味のあるものかもしれないし、またある人にとっては、時間が過ぎ去るのを待つだけの意味がないものかもしれません。
そして、その差ってそれぞれの「成長の差」にも繋がってくると思うのです。
会社が置かれている環境や所属している職場の雰囲気や制度、仕事の内容など外的要因が影響することは、もちろんあります。
会社員でいたら、基本的には配属先も仕事の内容も、会社に決められてしまうことが多いですからね。
でも、成長する人がいつもいつも、全てにおいて恵まれている環境にいるか?と言えば、そうではないはずです。
成長する人は、「この時間をどうやって使うのか」を自発的に考えて行動できる人なんだと思います。
会社にいる8時間をどうやって創造していきますか?
私のクライアントは、自分にとって「怖い」と思っていることにチャレンジしたんですね。
なぜ、チャレンジできたかと言うと、最初に書いたコメントのとおりで
「毎日嫌な思いをしたくないし、悲壮感を漂わせたくないし、周りにもそういう思いはさせたくない。」
という気持ちからです。
彼女は、特別なことをしようとしたり、特別なことを思い描いていたわけではありません。
「会社で過ごす8時間を自分なりに快適にしよう」と考えて行動しただけです。
この事だけを捉えれば、きっと誰にでもできることです。
何か特別なスキルが必要なわけでもないし、特別な準備もいりません。
でも、実際にこれができる人は、少ないんじゃないかな。
それは、「快適にするのは上司や会社の仕事」だと思っているからだと、私は思っています。
上司や会社が快適にしてくれるべきだ!と思っているから、「会社が悪い」「上司が悪い」という話に終始してしまうんですね。
もちろん、会社や上司がやるべき事もたくさんあります。
でも、あなたの機嫌を取れるのはあなただけです。
仕事をしている8時間をどんな気持ちで、どんな風に過ごすのかは自分で創造できます。
もし今、快適でないのだとすれば、快適にするために、あなたができることは何ですか?
一度、立ち止まって考えてみてください。
そして、小さなことでも良いから、自分を快適にするためにできることを明日からやってみてください。
その積み重ねが成長であり、自分のキャリアを作っていくことにも繋がっていくはずですよ。
今回、取材を受けてくれたクライアントの話は、すごく身近で参考にできることも多いと思うので、記事がアップされたら、ぜひ全文ご覧になってくださいね。
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