
「あなたのためを思って言ってるのよ」
「こうするのがあなたのためなのに」
「あなたのためなのに、なんで分かってくれないの?」
必殺!「あなたのために」攻撃。
特に女性リーダーになると、「メンバーにもっと成長して欲しい」と思うことも、「あー、ここでこんな風に動いてくれたら、もっとスムーズに仕事が進むのに…」とヤキモキすることも多くなりますよね。
私自身を振り返ってみても、「あなたのため」という言葉をよく使ってたなー。
だけど、「あなたのため」って、言われる側から見ると「は?」って思う言葉のランキング上位だと思うのです。
あなたのために続く言葉は、「大きなお世話」
「あなたのためには…」の後に続く言葉を、ちょっと振り返ってみてください。
その言葉、メンバーがのぞんだことですか?
「メンバーが気づかないからこそ、私が言っているんだ」と言いたくなるかもしれません。
だけど相手が気づいていないのだとしたら、なおさら大きなお世話です。
「求められていないアドバイスをして、自分だけ、ご満悦になっていない?」にも書きましたが、クソバイスに他ならないと思うのです。
リーダーがすることは「あなたのため」と大きなお世話をするのではなく、何がマズいのかに気づいてもらうことです。
クソバイスではなく、丁寧に話を聞くことです。
あなたのためじゃなくて、私のためですよね
「あなたのため」に続く言葉って、ほんとうは伝える女性リーダー自身が、こうして欲しい、ああして欲しいということが多いのです。
「私が」こうやってくれると嬉しい
「私が」これをしないでくれたほうが助かる
本当の主語は「あなた」ではなく、「私」なんですよね。
それなのに主語を「あなた」にしちゃうから、格好悪いしダサいのです。
「あなたのため」と言いがちな人とは?
あなたのために…って言いがちなタイプってあります。
私が思いっきりそうなんですが(笑)
自分が感謝されたい、自分が役に立つと思われたいという気持ちが強いタイプの人が、「あなたのために」と言ってしまいがち。
なぜなら「あなたのため」って言わないと「ありがとう」って言ってもらえないでしょ?
私のためだなんて思いたくないのです(笑)
私はエニアグラムで自分がそういうタイプだと知ってからは、意識して「私」を主語にして話すようにしています。
もしもあなたが、「あれ?そういえば、私も『あなたのため』と使いがちだな」と思うなら、私と同じタイプかもしれませんね。
「あなたのため」を止めるために、最初にやること
エニアグラムは私のセッションでも活用していますが、まずは「あなたのため」を連発していないか知ること。
チームメンバーや気心の知れたお友だち、家族などに聞いてみると教えてくれるはずです。
そして、「私」を主語にすることを意識して話すと良いと思います。
「あなたのため」と言えば言うほどメンバーは離れていきます。
気づいたら、メンバーとの溝が深くなっていた…とならないように、今から行動しましょうね。
チームメンバーや身近な人からは、なかなか客観的アドバイスを受け取れない…と言う方は、ご相談ください。
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