先日、クライアントから「雑談が苦手」という相談を受けました。

 

雑談が苦手という人、多いですよね。

そして、「雑談できる人が評価される」「営業成績をあげるには雑談力が必須」と思っている人も多いんじゃないかな。

 

それを裏付けるかのようにAmazonを見ても「雑談力」に関する本がたくさんありました。

 

  • 話下手のための雑談力
  • オトナ女子の雑談力
  • 雑談力が上がる話し方
  • 会話がはずむ雑談力
  • 超一流の雑談力
  • 誰と会っても会話に困らない雑談力ノート
  • 雑談力

 

などなど。

私自身はどの本も読んだことがないのだけれど、それだけ悩んでいる人が多いってことですよね。

 

確かに雑談をすることで、相手との距離はグッと縮まります。

いつ会っても仕事の話しかしない相手より、気軽に色んな話が出来る相手に心を開きます。

 

人は論理ではなく感情で動くと言われるので、心を開いた相手から何かを買いたいと思うし、心を開いた相手から頼られたら、何とかしてあげたいと思いますよね。

 

だから、話をすることが苦手な人は悩むわけです。

上手に話さないといけない、雑談をしなくちゃいけない。

そう思えば思うほど緊張するし、頭が真っ白になるし、余計にしどろもどろになってしまうんです。

 

でも、『雑談力』って自分から話題をしかけて、ひとりで盛り上げて話を続ける必要はないんですよ。

 

会話は話す人と聞く人がいないと成立しません。

そして、「自分の話を聞いて欲しい人」はとても多いのです。だったら、話を上手に聞ける人を目指したら良いのです。

 

いきなり「聞き上手」になることは難しいですが、まずは次の3つを実行してみてください。

 

  1. 相手の話に集中する
  2. 「うん」「はい」以外の相槌を入れて、話をふくらませる
  3. 出来事ではなく、相手の感情をつかまえる

 

これを意識するだけで、GW明けの会社での雑談も辛い思いをせずに乗り切れますよ!

 

1.相手の話に集中する

 

雑談が苦手な人って、実は相手の話に集中していない人も多いです。

それは、「このあとに何を話せばいいんだろう?」と考えてしまうからですね。

 

でも、聞き上手を目指すなら、「何を話せばいいんだろう」と考える必要はありません。

 

もちろん、「何を質問したらいいんだろう」「どんな風に相槌を打てばいいんだろう」と考える必要もありません。

全部キレイさっぱり忘れてください。

 

大丈夫なの?と思うかもしれませんが、大丈夫です。

次に何を話せばいいのか、次に何を質問したらいいのか・・と考えて、結局たいしたことが話せないなら、相手の話に集中した方がずっと雑談力はあがります。

 

相手の話に集中するというのは、ただ言葉に集中するだけじゃありません。

 

言葉以外の声のトーンや早さ、表情にも意識を向けることです。

 

 

なぜなら、ノンバーバルな情報で得られることはたくさんあるし、人は自分の話を一生懸命聞いてくれる人に好感を持つものだから。

 

2.「うん」「はい」以外の相槌を入れて、話をふくらませる

 

話をしていて一番困るのは、相手に何の反応もない時。

困るだけじゃなくて不安にもなります。

 

だから、思っている以上に相槌って大事なんですよ。

相槌の定番は「うん」とか「はい」だと思いますが、それだけだと相手が余程の話し上手じゃない限り、会話は止まります。

 

そして、「ところであなたはどうなの?」なんて聞かれたら、雑談が苦手な人は困ってしまうわけです。

雑談が苦手な人は、そんな時に漂うシラーっとした空気にいたたまれなくなるんですよね。

 

でも、ちぐささん、どんな風に話を膨らませばいいんですか?

さっき、「何を話せばいいか」「どんな質問をすればいいか」はキレイさっぱり忘れていいって言いましたよね?

 

そんな風に聞かれそうですが(笑)

答えは簡単!「5W1H」を使えばいいのです!

 

GW明けの職場で、きっと繰り広げられるであろう、「GWはどうしてた?」という会話も、自分自身のことをあまり話さなくても、ちゃんと雑談は成立するんですよ。

 

同僚同僚

古賀さん、GWは何をしていたんですか?

古賀ちぐさ古賀ちぐさ

◯◯さんはどうしていたの?

同僚同僚

私は、友だちと旅行に行ってきました

古賀ちぐさ古賀ちぐさ

そうなんだ、旅行はいいね。どこに行ったの?

同僚同僚

ハワイに行ってきたんです。日本人だらけでしたけれど、すごく楽しかったですよ

古賀ちぐさ古賀ちぐさ

へー、ハワイ!どんなことが楽しかった?

同僚同僚

そうですね・・・

古賀ちぐさ古賀ちぐさ

他には、どんな風に楽しんだの?

 

この同僚は、ひとしきり楽しかったハワイの話をしてくれるはず(笑)

 

何をしていたのか

どこに行ったのか

どんなことが(どんな風に)楽しかったのか

 

私が聞いたのは、ただこれだけです。特にひねったことは聞いていないし、自分の話も一切していません。

でも、会話は続いていますよね。

 

そしてきっと、相手の私に対する好感度はアップしているはず(笑)

気の利いた返しをしなくちゃ、ちゃんと質問しなくちゃと身構えると、頭の中が真っ白になってしまうけれど、これなら出来そうじゃないですか?

 

3.出来事ではなく、相手の感情をつかまえる

 

1と2だけでも、雑談力はグッと上がりますが、さらに一歩進めるならこれです。

 

出来事ではなく、相手の感情をつかまえるとはどういうことか?

最初にも書いた通り、人は感情の生き物です。だから、感情を上手に汲み取ってあげると良いのです。

 

「でも、空気を読んだり、相手の感情を察知したりするのは苦手です」

 

そう思うかもしれませんが、苦手意識を持つ必要はありません。

察知するのが苦手なら、聞けばいいんですよ。

 

例えば、先ほどの同僚との会話

 

同僚同僚

古賀さん、GWは何をしていたんですか?

古賀ちぐさ古賀ちぐさ

◯◯さんはどうしていたの?

同僚同僚

私は、友だちと旅行に行ってきました

古賀ちぐさ古賀ちぐさ

そうなんだ、旅行はいいね。どこに行ったの?

同僚同僚

ハワイに行ってきたんです。

古賀ちぐさ古賀ちぐさ

へー、ハワイ!いいね。楽しかったんじゃない?

同僚同僚

はい。日本人だらけだったけど、楽しかったです!

古賀ちぐさ古賀ちぐさ

楽しかったんだね。どんなところが楽しかったの?

同僚同僚

そうですね・・・

 

楽しかったの?と聞いたら、相手は楽しかったかどうか、答えてくれます。

感情が分かったら、また5W1Hを使って膨らませたらいいですね。

 

どんな風に楽しかったの?

何が楽しかったの?

なぜ、楽しかったの?

どこが楽しかったの?

 

相手の感情をとらえることで、ただ「何をしたの?」「何を食べたの?」と聴くよりも、ずっと会話が膨らみますよね。

そして、これもまた、話すことが上手じゃなくてもできますよね。

 

お手本はインタビュアー

 

雑談が苦手なクライアントにも、同じアドバイスをしましたが、そこにもうひとつ「やってみるといいよ」と付け加えたことがあります。

 

それは、インタビューの動画をたくさん見ること。

インタビューって、基本的にはインタビューをされる人の話を聞くものですよね。

 

インタビュアーが自分の話ばかりをしていたら成り立ちません。

相手の話を引き出して30分や1時間、会話を成り立たせるわけです。

 

今日、たまたま実家で、母が録画していた「サワコの朝」を見ましたが、さすが阿川佐和子さんです。

上手に質問をして、相手の話を引き出していました。

 

阿川さんはプロですから、いきなり阿川さんのようには出来ません。

 

  • どんな質問をしているのか
  • どんな風に話を膨らませているのか
  • 相手が答えにくい質問をしてしまった時は、どう切り替えしているのか

 

でも、繰り返し動画や録画した番組などを見て、学ぶことはできますよね。

 

雑談が出来るようになると、会社での人間関係が円滑になるのは事実です。

でも、そのために無理やり話上手になる必要はありません。

周りに話好きな人が多いなら、なおさら聞き上手、質問上手を目指してみてはいかがでしょうか。

 

セッションでは、コミュニケーションや人間関係に関する悩みにもお答えしています。

ひとりで抱え込んで悩んでいるなら、ぜひ相談にいらしてください。一緒に解決しましょう

初回限定60分体験セッション