「今の自分はイヤ」だと思っているのに変えられない

「部下が思ったように動いてくれない」

「なぜ、こんな簡単なこともできないのか、全然分からない」

「自分のコピー人形が欲しい」

 

こんな風に考えたことないですか?

私がリーダーとして初めて部下を持った時、毎日こんな事を思っていました。

正式に管理職になったあとも、しばらくそう思っていたなー。

 

プレーヤーとして結果を出してきた人は、多かれ少なかれ、私のような思いを持つことが多いようです。

自分ができてしまう分、「分からない、できない」というのが理解できない。

 

何なら「分からない、できない」のは努力が足りないから、真剣に仕事に取り組まないからだと考えてしまうのです。

その行き着く先はどこかというと・・・

 

  • 多くの仕事を自分自身で抱え込んでしまう
  • 部下のやることなすことが気に入らず、マイクロマネジメントを行ってしまう
  • お気に入りの「できる」部下にありとあらゆる仕事を押し付けてしまう
  • 「できない」と切り捨てた部下は「いない」ものとして扱ってしまう

 

と言った、およそ管理職としては残念極まりない先。

もちろん、部下からの信頼が集まるわけもないですよね。

 

逆らったら面倒、言ってもムダだと思われるから、正面切って苦言を呈する人はいないかもしれないけれど、影では煙たがられていることは多いです。

部下にとっても、管理職である本人にとっても全然いいことはありません。

 

そして実は本人も悩んでいて、「何とかしたい」とは思っていることが多いのです。

でも変われない、それはどうしてだと思いますか?

「変わる」ことは周りが思うほど簡単ではない

このままじゃいけないと思っているなら、変わればいいじゃない。

 

そう思いますよね。

私もそう思います。思いますが、実は「変わる」ということは、周りが思うほど簡単ではありません。

特に今までの自分で成功体験が多い人であれば、なおさらです。

 

今まではこれでうまくいっていた。

ずっとこのやり方で成果を出してきた

 

この経験が多ければ多いほど、「変わる」ことに抵抗を感じます。

成功体験があなたの足を引っ張っている!?

ひとことで言えば「怖い」のです。

 

変わった先に何があるか分からないから。

意識していなかったとしても「変わることが怖い」という思いがあると、そんなに簡単に変われないんですよね。

「何か」の正体が分からないことが怖い

今までのやり方ではうまくいかない

何となく空回りしている気がする

 

これは自分自身が一番よくわかるんですよね。

もしかすると、部下がメンタル不調に陥ってしまった・・なんて経験を持つ方もいるかもしれません。

 

何となくこのままじゃいけない気がするけれど、どうすればいいか分からない

「何か」が間違っているような気がするけれど、その「何か」の正体が分からない。

 

分からないから怖いと思ってしまうのです。

そして他人に弱みを見せることが苦手な人も多いので、「どうすればいいんだろう?」と相談することもできないんですよね。

 

自分ひとりで考えて、

自分ひとりで悶々として

考えても悶々としても答えはでなくて

 

どうしていいか分からないから、今までと同じパターンを繰り返してしまう

と言うことが多いような気がします。

 

変わらないことで起こる結果は、想像できますよね。

でも「変わる」ことで起こる結果は想像できない。

 

良くなるかもしれないけれど、必ず良くなるかどうかは分からない。

もしかしたら、今まで自分が築き上げてきたものが根底から壊れるかもしれない。

自分が自分でいられなくなってしまうかもしれない。

 

大袈裟だと思われるかもしれないけれど、「何か」が分からないまま変わる事を選ぶのは、それぐらい怖いのです。

自分の思いを吐き出して整理するところからスタート

ではどうすればいいの?って事なのですが。

 

「怖い」と思ったまま、闇雲に変わろうとすることは、あんまりおすすめしません。

なぜなら私自身が、それでメンタル不調に陥ったことがあるから。

 

暗闇の中をむやみやたらに歩き回ったら、色んな障害物に躓いたり、ぶつかったりしますよね。

ちょっとした擦り傷ぐらいならいいですが、大きなケガは可能な限り避けたいですよね。

 

だからいきなり「変わるんだ!」と怖さを見ないフリして、大きな事をやろうとするのではなく、小さなことから始める方が良いと思います。

 

それが自分の思いを吐き出して整理すること。

 

どうしていいか分からない!「何か」の正体が分からない!と言う時って、ネックレスのチェーンが絡まっているのと同じような状態なんですよね。

ネックレスのチェーンって、乱暴に解こうとすると余計に絡まりますよね。

 

だけどゆっくりと丁寧にほぐしていくと、あるタイミングでスルリと解けたりする。

これと一緒です。

 

ぐっちゃぐちゃになっている時は、自分の感情と客観的な出来事、自分の思い込みと相手の思い込み、など色んなことが絡まり合っているのです。

それを一つずつほぐしていく。

 

そのためには、自分の思いを全部吐き出すことが大切です。

吐き出した物を一つずつ整理していくこと。

友だちでも、同僚でも、上司でも、パートナーでも、自分の思いを否定せず、判断せず聞いてくれる相手がいるなら、その人にお願いしましょう。

 

もしも身近な人には言いづらい・・と言うことであれば、ノートに自分の思いを書き出すのも良いです。

「書き殴る」でもいいから、自分の心の中にある物を全てノートに書き出してみる。

 

その上で、「出来事と感情」「相手の思い込みと自分の思い込み」などに分けていく。

それを俯瞰して見ていくと、少しずつ自分が見えていなかったものが、見えてくるはずです。

 

身近にいる人には話したくない。でもひとりでやるのは難しいと言う場合は、私のようなプロに依頼するのも一つの方法です。

プロであれば客観的な視点での整理やアドバイスもできるからね。

無理せずできる「小さなこと」から初めてみる

「何か」の正体が見えてきたら、無理せずできる小さな事を決めましょう。

 

すぐに成果がわかるような、大きな事を始めようとするから怖いんです。

だから怖さを感じないぐらいの「小さな事」から始めることが大事です。

 

成果を焦りたくなる気持ちは、よーくよーくわかります。

仕事で成果を出して来た人ほど、成果がすぐに出ないとイライラしますよね。

 

だけどこればかりは焦っちゃダメです。

だってこれまで、何年?何十年?も積み重ねてきた物を変えようとしているのだから、すぐに成果が出るわけないのです。

 

というか、本当は成果は現れているんですよ。

だけど本人が思うほどの大きさではないから、成果が出ていないように見えるだけ。

小さな成果を積み重ねていけば、気づいた時には大きな成果になっていきます。

 

ちなみに私は大きな成果に繋がるまでは、4年かかりました。

これを長いとみるか短いとみるかはそれぞれですが、私自身は10年以上もモヤモヤしていたことが、4年で成果につながったなら短かったなと今では思っています。

 

今の自分はイヤなのに変われない

 

と嘆き続けるぐらいなら、小さな一歩でも歩き始めた方がゴールには近づきます。

あなたはどうしますか?

決めるのは、あなた自身ですよ。

 

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