
ドリカムの「何度でも」に出てくる歌詞になぞらえて
『10,000回やってダメでも10,001回は変わるかも』
と言われる事があります。
もうひとつ、よく使われるのが、スラムダンクの
『あきらめたらそこで試合終了ですよ』
というのもありますね。
私はスラムダンクを読んだ事がないので、シチュエーションは一切わからないのですが(笑)
このセリフだけは色んなところで目にしています。
ドリカムの歌詞も、スラムダンクのセリフも、どちらもチャレンジを応援してくれる、とても素敵な言葉だと思うのですが、残念ながら「呪いの言葉」に早変わりすることもあるんですよね。
どんな呪いか?それは・・・
いつまでも終わりにできない呪い
です。10,001回目に何かが変わるかもしれないと思えば、そこまで頑張ろうと思うし、諦めたら試合終了だと言われたら、諦めることもできない。
もちろん、1回でうまくいくことなんて少なくて、何度も挑戦することでうまくいくことは、たくさんあります。
すぐに諦めたら何も手に入らないというのも、その通りです。
だけど、続けていたら必ずうまくいく、絶対に手に入る・・・というわけではありません。
多分ね、10,000回やってダメなものは10,001回目もダメな確率が高いですよ。
同じ方法を何度試しても、ダメなものはダメ。
何かを変えなくちゃ。
そして、「やり方」が正しければ、うまくいくわけではありません。
方向が間違っていたら、ゴールには辿りつきません。
物事にはタイミングもあるから、タイミングが悪ければうまくいきません。
スキルや経験が足りないかもしれません。
そもそも、自分が求めていたものと違ったということもありますよね。
だから「諦めない事がいい」わけではないし、「何回も繰り返せばいい」わけでもありません。
方向が間違っているなら、正しくゴールを設定すること
タイミングが悪いなら、時期が来るまで待つこと
スキルや経験が足りないなら、まずはそれらを積むこと
自分が求めているものと違うなら、自分が求めているものを知ること
それには一旦「終わりにする」「諦める」ことも必要ですよね。
続けること、諦めないことは大事なこと。
だけどそれと同じぐらい、「違う」と思った時に「終わりにする」「諦める」ことも大事です。
それは決して、悪いことではありません。
また1回目からチャレンジすればいいし、新しいことを始めればいいんです。
『10,000回やってダメでも10,001回は変わるかも』
『あきらめたらそこで試合終了ですよ』
これらの言葉を自分で「呪いの言葉」にしないようにしてくださいね。