季節柄でしょうか、転職のご相談が増えてきました。

週末、継続サポートをしているクライアントが、私に会うなり

 

「ちぐささんに報告があります!私、転職することにしたので、そのサポートをお願いします!」

 

と満面の笑みで宣言するのでビックリ。

 

このクライアントは、ずっと会社に不満を持っていたんです。でも、私は「会社を辞めればいいんじゃない?」とは言いませんでした。

 

「私からはこんな風に見えるよ」

「他にはこんな選択肢があるよ」

 

という話はしたけれど、いつも「もう、今から転職するのは大変だから、会社は会社で続けて、それ以外の場所で自分のやりたいことを追求したい」と言ってたのです。

 

クライアントがそう思っているなら、私がするのは会社を辞めさせることではありません。

 

辞めるか続けるかを決めるのはクライアント自身です。

ただ、クライアントが決断した時、「本当にそれでいいの?」「勢いだけで言っていない?」は必ず確認します。

 

特に「辞める」といった時は、慎重になります。

なぜなら、衝動で会社を辞めて、後悔している人たちをたくさん見ているから、それは避けて欲しいんですよね。

 

少しでも迷う素振りをしたら、もうちょっと突っ込もうかと思ってたけど、

 

「ずっと、このまま我慢して続ければいいかと思ったけれど、もう我慢するのを止めました。セッションを受けていなければ、決断をできなかったかもしれません。今は清々しい気持ちでいっぱいです」

 

と即答されたので、よし、じゃ、転職サポートに切り替えよう!という話になったのです。

 

もしかしたら、「最初から辞めたらいいって言えばいいじゃない」と思われるかもしれないし、すぐに「嫌なら辞めればいい」というカウンセラーやコンサルがいるのは知っています。

でも、私はそうは思わないんですよね。

 

会社を辞めなくても不満を解消するための方法はある

 

私が安易に「辞めればいいよ」と言わないのは、転職せずに回避できるなら、それが一番良いと思うから。

 

売り手市場だと言われているので、転職が簡単に出来ると勘違いしている人もいますが、そうではありません。

確かにすぐに希望の条件で転職先が決まる人もいますが、そうでない人もいるわけです。

 

特に「嫌ならやめちゃえばいい」という安易な言葉に乗っかって辞めた人は、転職の準備もほとんどしていないはず。

そして「嫌ならやめちゃえばいい」と安易に言うカウンセラーやコンサルが、しっかりした転職サポートが出来るとも思いません。

 

結果、辞めては見たものの、どうしたらいいか分からない・・という人が出てくるわけです。

そして、自分にスキルや能力が活かせるような転職ではなく、「とりあえず、入れてくれるところ」みたいな選び方になってしまったりするのです。

 

転職しなくても回避できる方法があるなら、その方がずっと良いと思いませんか?

実は私のところに「転職しようかどうしようか迷っている」という相談に来た人の8割ぐらいは、「やっぱり今の会社でもう少し頑張ってみます」と言う人が多いです。

 

私が「転職なんて辞めたほうがいいよ」と言っているわけじゃありません(笑)

私と話をする中で、転職しなくても今の不満を解消できる可能性があることを知るから。

 

転職しないと不満は解消されないと思いこんでいたら、転職一択になるけれど、それ以外の方法があることを知れば、「あれ?だったら、ちょっとやってみようかな」となりますよね。

 

そして、「もう少しやってみます」と言った人のほとんどが、

「今では会社に行くのが楽しいです。あの時辞めなくてよかったです」と言いますよ。

 

もし、他の方法を試してみて、それでもやっぱり無理だとなったら、その時に辞めても遅くはないんじゃないかな?

 

「嫌なら辞めればいいじゃない」と安易に言う人は、それ以外の方法を知らないから

 

友だちに「会社辞めたいなー」と愚痴ったら、「だったら辞めちゃいなよ〜」と言うことはあると思いますし、これを否定するわけではありません。

 

友だちの「だったら、辞めちゃいなよ〜」は本気で言っているというより、友だちの気持ちを代弁していたり、友だちの心を軽くしてあげたいという気持ちだったりしますからね。

 

でも、真剣に相談する相手を探すなら、「嫌なら辞めればいいじゃない」と安易に言う人を信用しちゃいけないと思うのです。

だって、無責任でしょ?

 

それに、転職しなくても回避できることってあるんですよ。

だったら、最初にすることは「嫌なら辞めちゃえ」じゃなくて、転職しなくても回避できる方法があるということを伝えることですよね。

それでも、本人が「辞めたい」というのであれば、それは本人の意思を尊重すべきです。

 

それをしないのは、「出来ないから」だと私は思うのです。

「不満がある=会社を辞める」という選択肢しか持っていないから、転職しなくても回避できる方法を知らない。回避できる方法を知らないなら、当然アドバイスもできません。

 

そんな人に相談して得られるものって何でしょう?

 

辞めなさいとは言わないけれど、休みなさいと言うことはある

 

私は、「辞めなさい」も「辞めない方がいい」も基本的には言いません。

ただ、「休みなさい」と言うことはあります。

 

それは、身体に何らかのシグナルが出始めた時です。

 

  • 夜、眠れなくなった
  • ご飯を美味しく食べられない(味がしない)
  • 拒食、過食
  • 訳もなく涙が出てくる
  • 朝、起きられない
  • 普段しないようなミスを連発するようになった

 

クライアントが、こんな症状を話し始めたら、「辞めるか辞めないかは、今決めなくていい。とにかくすぐに休んで。会社がダメと言っても休んで」と言います。

 

 

なぜなら、この状態で働き続けると、メンタル不全で長期療養しなければいけなくなる可能性があるからです。

長期療養に入ったまま、復帰できずいる人たちも見ています。

 

だから、なるべく早いうちに適切な対応をして欲しいと思うのです。

「可能だったら、病院に行ったほうがいいよ」と言うこともあります。

 

頑張る人ほど、自分が追い詰められていることに気づかないものなんですよね。

「休んで」と言われて初めて「休んでもいいんだ」と気づく人もいます。

 

 

最後は少し話がそれてしまったけれど、会社を辞めるか辞めないかって、すごく大きなことです。

だからこそ安易に「辞めれば」と言う風潮が私は好きではないし、「嫌なら辞めればいいじゃない」と安易に言う人にアドバイスを求めることはオススメしません。

 

自分のキャリアに責任を持てるのは自分だけ。

そのことは忘れないでくださいね。

 

 

迷いの最中にいて、誰に相談していいか分からない方は、いつでもお待ちしています。

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