
「他の人みたいに役に立てないんです」
「仕事が出来なくて、みんなに迷惑をかけている気がします」
「私がいない方が会社のためになる気がします。でも、仕事も会社も大好きだし、辞めたくないんです」
どれも、私が相談を受けてきたことです。
読んでいる方の中にも、同じお悩みを抱えている人がいるんじゃない?
中には、先輩や上司から「◯◯さんはよくやっているね」と評価されているのに、「まだまだなんです」とか「私に気を使っていってくれてるだけなんです」と一生懸命に否定する人もいます。
結論から言っちゃうと
気にしすぎ!
私が相談を受けてきた人たちも、全員気にしすぎでした。
「役に立たない」って思っている人ほど、ちゃんと役にたっているのよ。
逆に「もうちょっと、しっかりせい!!!」と言いたくなる人の方が、自分は大丈夫と思っていたりする。
でも、悩んでいたら「気にしすぎ」と言われても、どうしていいか分からないし、「私はこんなに悩んでいるのに」と余計に落ち込んでしまいますよね。
「自分は役に立てない」
「仕事が出来なくて、みんなに迷惑をかけている気がする」
理由はいくつかあるんだけれど、今日はその中でも、一番多い理由とその対処方法を書きますね。
「役に立たない」と思い続けると、本当に「役に立たない人」になる
『自分のできないところに目が向いてしまう』
これが役に立てないと悩む人が一番陥りやすいパターンです。
根がマジメで一生懸命な人が多い、私のクライアントさんたちも、このパターンに陥りやすいです。
最近の主流である、「手っ取り早く」「簡単に」とは逆に、コツコツ積み重ねていく人。
だから、「仕事で役に立てたと思うところはないの?」と聞くと、「あんまり・・」と答えます。
「褒められたり、評価されたりしたことは?」と聞くと、「◯◯は褒められました。でも・・」と必ず「でも」が付くのね
逆に自分がうまくいかなかったことを聞くと、こちらがビックリするぐらいに次から次へと出て来るのです。
これは、自分の意識が「自分は役に立っていない」にフォーカスしているということ。
自分が役に立ってないと思うぐらいならいいじゃない!と軽く見たらダメです。
「自分が役に立っていない」にフォーカスすると、脳は「役に立たない」を叶えようと一生懸命働きます。
ということは、「自分が役に立ってない」と思えば思うほど、口に出せば出すほど、「役に立たない」という現実が目の前にやってくるということ。
それに、「私なんて役に立てません」という人に仕事を頼みたいと思いますか?
私だったら頼みたくないです。
自分が成長するチャンス、新しいことに取り組めるチャンスも失ってしまうんですよ。
新しいことに取り組めず、成長することもできず・・・
最後は本当に「役に立たない人」になりますよ。
毎日10個「できたこと」をノートに書き出す
とにもかくにも、「自分が出来ること」「自分が出来たこと」に目を向けるところが第一歩。
私のクライアントさんは、ほぼ、全員このステップから始めています。
やり方は簡単!
- お気に入りの(←ここ、すっごく大事)ノートと筆記用具を準備
- 毎日10個自分ができたこと、やれたことを書く
たったこれだけです。
できれば時間(5分とか10分とか)を決めて、その時間内に書くといいですね。10個書けなくても気にしない!
やり始めたら分かるけれど、最初はなかなか書けない人が多いんですよ。
クライアントさんからも、「3つしか書けません」「書ける日と書けない日があります」と言われますが、はい、それでいいんです。
どんなに些細なことでも、できたことはできたこと
コツは、”小さなことでもできたことはできたこととして数える”こと。
例えば、『遅刻しないで会社に行った』
えっ、当たり前じゃないと思うかもしれません。
でも、会社をキョロキョロ見渡してみて。遅刻常習犯はいませんか?大きな遅刻じゃなくても、毎日1〜2分遅れてくる人はいませんか?
ほら、『遅刻しないで会社に行く』もちゃんとできたことですよね!
自分ではこんなの当たり前
社会人としては常識
そんな気持ちが頭をよぎるかもしれませんが、全部無視です!
まずは3日、それができたら3週間、「気軽に楽しく」続けてみる
物ごとは3の倍数で考えると良いと言われます。
だから、まずは3日間やってみる。
それができたら3週間、それを過ぎたら3か月続けてみてください。
途中、サボった日があっても大丈夫。
マジメな人は、1日サボると「もうダメだ」とか「続かない私は」と思ってしまいがちなのですが、気にすることはありません。
また、次の日から始めればいいだけです。
とにかく「気軽に楽しく!」続けてください。
もちろん、書いてすぐに効果が出るわけではありません。
早い人だと1か月、時間がかかる人で3か月続けたら、自分の変化に気付きます。
「気付いたら、自分に自信が持てるようになりました」
「今までは褒められても、”私なんて”と思っていたけれど、そう思わなくなりました」
「私って意外と”役に立っている”と思えるようになりました」
「落ち込むことがあっても、このノートを見ると”頑張ろう”って思えるし、救われます」
できたことノート(クライアントさんと私の間でそう呼んでいる)を続けたクライアントさんたちからのコメントです。
私が「お気に入りのノートと筆記用具を用意してくださいね」と言ったのも、ノートを見た時に自然と気分が上がるようにしたかったから。
気分が上がれば、書くのも見るのも楽しくなりますよね。
自分らしく働きたいなら、「できる自分」をイメージすることが大事
「自分は役に立たない」にフォーカスすると、本当に「役に立たない」自分になりますと書きました。
それに、「自分は役に立たない」と思っていたら、自分らしく働くこともできません。
いくら「自分らしく働きたい」「遊ぶように仕事をしたい」と思っていても、その次には「でも、私なんて・・・」「どうせ私なんて・・・」という言葉が続きます。
自分らしく働きたいと思うなら、「できる自分」をイメージすること。
そのためにも、ぜひ、できたことノートをやってみてくださいね。
PS.
「できたことノート」のあとは、無料オンライン講座で「ありたい姿」を設定し、そこに向かって行動してください。さらに自分らしく働けるようになります