先週、メルマガで配信した内容が好評で、ひとりでニヤニヤしてしまった私。

組織で働く人には、必要な知識だなと思うので、今日は、先週配信したメルマガの内容をご紹介します。

(メルマガをそのまま転載しているのではなく、ブログ用に加筆修正しています)

 

『生産性を高める必要がある』どこの組織でもよく聞くようになりましたよね。

日本の企業は外国と比べて生産性が低いことが問題だ・・なんてことも言われています。

 

どうやって生産性を高めたら良いんだろう?と悩んでいる経営者や管理職も多いんじゃないかな。

実は生産性を高めるために必要な要素は何か・・を研究した企業があるんです。

それがGoogleです。

 

Googleが実施したプロジェクト アリストテレスとは何か?

Googleは、2012年から4年間、 労働生産性向上計画プロジェクトを実施したんですね。

 

このプロジェクトは通称「プロジェクト アリストテレス』と呼ばれていて、2016年1月の「Harvard Business Review」で紹介されて話題になりました。

2016年2/25のニューヨーうタイムズ紙にも掲載されたようです。

 

アリストテレスには、統計学者、エンジニア、組織心理学者、社会学者など 各分野の学者が参加。

数百万ドルの費用をかけているんです。

 

4年もの間、研究したというのもすごいけど、その費用が数百万ドルというのも桁違いですよね。

数百万じゃないですよ。数百万ドルです!

さすがGoogleとしか言いようがありません。

 

アリストテレスでグーグルが調査したのは、 チームの生産性を高めるために必要な要素は何かということ。

4年間の調査で、Googleはチームの生産性を高めるために必要な、唯一無二の要素を見つけたのです。

 

チームの生産性を高めるためには、たったひとつの要素があればいい

では、生産性を高めるための唯一無二の要素って何か分かりますか?

 

チームワーク?

チームメンバーの能力?

それとも同じオフィスにいること?

あるいは一人ひとりのモチベーションや仕事量?

 

さぁ、何でしょう?少し考えてみてください。

 

答えは『心理的安全性』です。

 

Googleは、Google内にある 様々なチームに調査を行ったようですが、チームの成功に最も重要で、 最も共通した要素が、この『心理的安全性』だったそうです。

 

一般的に生産性を上げるために有効と思われる

  • チームワーク
  • チーム編成
  • 合意による意思決定
  • 一人ひとりのパフォーマンスや仕事量

 

というのは、実はチームの生産性には あまり影響を与えなかったそうです。

意外だと思いませんか?

 

私は初めて聞いた時にすごく意外だなと思いましたよ。

生産性をあげる、チーム力を上げるというと、どうしてもチームビルディングや、一人ひとりのモチベーション、仕事量ばかりに目が向いてしまいますから。

 

もちろん、それらが全く必要ないと言うわけではありません。

でも、『心理的安全性』がなければ、他の要素だけをいくら高めても、チームの生産性は上がらないということです。

 

それほどまでに大切な『心理的安全性』って何なのでしょうか?

 

心理的安全性とは「不安や恥ずかしさを感じることなく、 リスクのある行動を取ることができる」こと

『心理的安全性』という言葉を聞いたことがありますか?

 

もしかしたら、初めて聞いた!という方もいるかもしれませんね。

 

『心理的安全性』とは、チームのメンバーがリスクを取ること、 お互いの前に弱い自分(自然体の自分)をさらけ出すことに対して、 安全であると感じられること を言います。

簡単に言うと、「チームの中で不安や恥ずかしさを感じることなく、 リスクのある行動を取ることができること」ですね。

 

例えば、会議で躊躇せずに自分の意見を言えること。

仮にちょっとズレていたとしても、 それを笑ったり非難したりされないということ。

 

例えば、成功するか失敗するか分からないけれど、「やってみたい!」とチャレンジできること。

仮に失敗したとしても、 避難されるのではなく、次への教訓として活かせること。

 

こういうことが出来ると 色々なアイディアが出るようになるし、 どんどんチャレンジするようにもなるので、結果として生産性もあがるし 成果も出やすくなるんですよね。

 

今、所属している組織を少し思い浮かべてみてください。

心理的安全性はありますか?

 

残念ながら、日本の組織で 心理的安全性があるところはまだまだ少ないと思います。

 

足の引っ張り合いや、 出る杭は打たれる、なんていうのは、心理的安全性とは真逆の行為ですからね。

 

企業の中で、心理的安全性の高い環境をきちんと作るには、 本来は経営者や人事が意識的にやらなければいけません。

でも、そんなことを急に言ったところで 、こういったことを経営者や人事担当者が知らなければ、 環境の作りようもないわけです。

 

だったら、何もできないのか? と言えばそうではありません。

自分が出来るところから 少しずつ初めていけば良いのです。

 

コミュニケーションを取って信頼を高めることが大切

心理的安全性を高めるには、 お互いに対する信頼ってすごく大事です。

信頼していない相手に 自分の弱いところは見せられないですからね。

 

だから、部下や後輩とこまめに コミュニケーションを取ることは大事。

その時に気をつけなければいけないのは、 自分の話をするのではなくて 相手の話を聴くということです。

 

コミュニケーションを取るというと、「先輩や上司の話を 後輩や部下が一方的に聴く」という図式になりがちですが、 全く逆ですよ、逆!!!

 

先輩や上司が、後輩や部下の話を じっくり聴くのです。

これだったら、お金をかけることなく、特別な準備も必要なく、明日からすぐに出来ますよね。

 

ちなみに、Googleは心理的安全性と 目標達成を両立するために、1on1を実施しているそうです。

1on1については、 書くとまたすごく長くなるので 今日は割愛しますが、 ひとことで言うと上司と部下の1対1の対話のことです。

 

本格的な1on1をやるには 色々と準備やテクニックが必要なのですが、

 

  1. 後輩や部下の話を聴く姿勢を持つこと
  2. 実際に時間を取って聴いてみること

 

まずは、この2つから初めてみてくださいね。

心理的安全性は1日や2日で醸成されるものではありません。だからこそ、日々のコミュニケーションから、コツコツと積み重ねていくことが大切なんですよ。


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