AIに代替されるから仕方ないと思うか。AIができない事は何?と考えるか

今日の日経新聞でAIに関して、興味を惹かれる記事がありました。

「AI開発、5割は失敗」

 

この週末に「想像している以上にAIの開発は、加速度的に進む」的な話を聞いたばかりだったので、その真逆にあるかのようなタイトルに目が吸い寄せられちゃいました。

米ガートナーがAI事業の47%が研究段階で頓挫するとの調査

この記事の中で、米ガートナー(リサーチ&アドバイザリ企業)がAI事業の47%が研究段階で頓挫するとの調査をまとめたと書かれています。

イギリスではコロナ禍で大学入試に変わるAI成績判定を導入したら、全体の4割が教師の予想より不当に劣る評価を受けていたそうです。

 

またこれもイギリスの話ですが、「朝起きたらスマホで興味のないサイト」を開き、AIアルゴリズムを騙す挑戦をしている人もいるようです。

Z世代は「選ばない」買い物に心地よさ

一方で、少し前に掲載された記事には、日本のZ世代と言われる若者は、SNSを通じて自分にメリットのある情報が集まってくるように行動している割合が8割を超えると書かれていました。

検索しても自然と集まった情報の中から、欲しいものを購入する「選ばない」買い物に心地よさを感じているようです。

 

真逆の行動をしているのが興味深いなと思ったのと同時に、両方ともわかるなぁとも思いました。

選択肢は多ければ多いほど良いと思われがちですが、実際はそうではありません。

人が決断力を高められる選択肢は5〜9個

例えば、「なんかお腹が空いたな。ケーキでも食べようかな」と入ったカフェでメニューをみたら、ケーキの種類が多すぎて何を食べるか迷った…という経験はありませんか?

色々あるんだけど、どれを選んでいいかわからない。思わず、周りを見回して同じものを頼んでみたり、店員さんにオススメされたものにしてみたり。

 

これは「ジャムの法則」と呼ばれていて、人は選択肢が多くなりすぎると選ぶことが困難になる可能性があるという法則です。

人が決断力を高められる最適な選択肢は5〜9個と言われています。

 

だからZ世代が、自分に出てくるお薦めの中から欲しいものを選ぶというのは、とても理にかなっているなぁと思うのです。

AIが「アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)」を植え付ける?

ただイギリス人の「AIアルゴリズムを騙す挑戦」というのも、すごく面白い。

自分の興味のあるものが集まってくるのは便利なことではあるけれど、自分の世界が狭くなる可能性はとても高いですよね。

 

それに穿った見方をすれば、知らないうちに「あなたが興味のあるものはコレ」と誘導されてしまう恐れもあるわけです。

 

コスメやお洋服、日用品なんかのお買い物であれば、大きな影響はないかもしれないけれど、いわゆる「価値観」や「思想」だって誘導される可能性がある。

その結果、誰かや何かに対して『偏見』を持つかもしれない。

 

企業の中で近頃、「アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)」が注目されているけれど、まさにAIが「アンコンシャス・バイアス」を植え付ける可能性があるのでは?と思うのです。

ただ流れてきたものを受け取るのではなく、自分で「考えて」決めること

とはいえ、AIが下火になる…事はないと思うし、これまで以上にAIは、仕事だけじゃなくて生活にも密接に関係してくるはずです。

 

だとしたら、AIに利用されないように、自分自身が意識するしかないですよね。

そのために必要なことって、私は「Self-Awareness(自己認識力)を高める」ことだと思うのです。

 

  • 自分がどんな価値基準を持っているのか
  • 自分がどんなことを大切にしているのか
  • 自分はどんなことを好ましい/好ましくないと思っているのか
  • 自分はどんな反応をしてしまいがちなのか

 

ただ流れてきたもの、言われたものを何となく受け取るのではなく、「自分で」考えて決めること。

そのためには自分を知らないといけないですよね。

 

そしてただ「内面的自己認識(自分が認識する自分)」だけではなく、「外面的自己認識(他者が認識する自分)」も高めること。

自分が気づいていない自分…というのもあるからね。

AIに代替されるから仕方ないと思うか。AIができない事は何?と考えるか

これは仕事でも一緒ですよね。

以前から「ほとんどの仕事はAIに奪われる」なんて言われていますが、「どうせAIに代替されたちゃうんだから、頑張っても仕方ない」と思うのか。

それとも「AIができないことは何か?」と考えて行動するのか。

 

AI開発の5割が本当に失敗なのだとしたら、AIが人間に成り代わって活躍する世界は、もしかすると予想よりも遅くなるのかもしれません。

もし遅くなるのだとしたら、その間にできることありますよね。

 

少なくとも私は、「AIに代替されちゃうなら頑張っても仕方ない」と思うよりも、AIとは違う土俵で戦える自分でありたいと思っています。

そのためにも自分と対話し、信頼できる人からフィードバックを受け、Self-Awarenessを高める努力を続けるつもりです。

 

PS.

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