
5月も半ばをすぎて、緊急事態宣言が解除される地域も増えてきましたね。
まだまだ油断大敵だとは思いますが、確実に「日常」に戻っていこうとしていますね。
ただ「日常」と言っても、コロナ前と全く同じではないはず。
特にこの3ヶ月で一気にリモート化が進んだ仕事の仕方は、緊急事態宣言が解消されたからと言って、「はい、今まで通り全員オフィスで働きましょう!」とはならないと思うのです。
リモートワークができない企業はあるし、問題ゼロではなかったと思いますが、多くの企業は「あれ?意外とやれるじゃないか」という手応えを掴めたんじゃないかな。
できない理由を探せば出来ないままだけれど、やらなければならないとなれば、何とかするものなんですよね。
というと、
完全リモートでいいじゃないか
もうオフィスなんていらない
なんていう極端な話も出てくるわけで。
でも本当に完全リモートが正解なのでしょうか
オフィスを解約することが先進的なのでしょうか
私はちょっと懐疑的。
- リモートでも仕事はできるけれど、周囲に仲間がいることで安心する
- オンラインでも会話はできるけれど、やっぱりリアルで話をしたい
- 気軽な雑談からアイディアが生まれる
- リモートだと気軽に声かけできない(チャットは苦手)
なんて声も聞いています。
それに子供が家にいると、仕事に集中できないという人もいますよね。
もちろん緊急事態宣言が解消されれば、少しずつ学校や保育園も再開されるでしょうから、ずっと子供と一緒ということはないのかもしれません。
カフェなどで仕事ができるようになれば、家に缶詰にならずに仕事ができるのかもしれません。
それでも「オフィスいらない」「完全リモートだけでOK」が一人歩きするのは、違うんじゃないかなと思っています。
コロナ前は、毎日オフィスに通うことが当たり前だった
だから毎日、オフィスに通えない人は企業で働くことが難しかった。
アフターコロナは、リモートで働くことが当たり前になった
だからリモート働けない人は、企業で働くことが難しくなる
これって、対象となる人が違うだけで、結局はコロナ前と何も変わらないのでは?と思うのです。
仕事の内容や働く人の状況に合わせて、フレキシブルにリモート環境とオフィス勤務を選べるようになるのが理想。
そして何より大事なのは、決まった正解はないという事。
それぞれの会社にとって合うやり方って違うはずだから。
そしてぜひ、働く人たちのリアルな声を聞いて欲しい。
マネジメント層が正しいと思っていることが、必ずしも従業員のリアルとは一致しないから。
きっと完全リモートの企業やオフィスを解約する企業って、まだまだ出てくると思う。
ただね、それらの企業が先進的で、オフィスでの勤務を推奨する会社を「オワコン」だの「遅れている」だのいう風潮にはならないで欲しいな。
本当に全ての企業に当てはまる唯一無二の「正しさ」なんて、どこにもないのだから。
今日は取り止めない事をツラツラと書きました。
たまにはいいかな?
実際に企業で働く人は、どういう仕事の仕方が理想なんだろう?を知りたくて、Twitterでアンケートを実施しています。
ぜひご協力いただけると嬉しいです。
【ご協力ください】
緊急事態宣言が解除される地域もあり、働き方もまた変わりそうですね。そこでコロナ禍でリモート勤務をしていた方にお尋ねします。
今後もリモート勤務希望ですか?それともオフィス勤務希望ですか?オフィス不要論を見かけるけど、働いている人はどう思っているかを知りたいです。— 古賀ちぐさ@ワークスタイルコンサルタント (@LibertyWoman2) May 20, 2020